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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(2):ディスコ、ウエルシア、キーエンス

ディスコ <日足> 「株探」多機能チャートより
■ディスコ <6146>  27,010円  +690 円 (+2.6%)  本日終値
 ディスコ<6146>が続伸。きょう付の日本経済新聞で「2017年4~12月期の連結営業利益は、前年同期比9割増の400億円程度になったようだ」と報じられており、会社側の従来予想である366億円を上回り、同期間として2年ぶりに最高益を更新するとの観測が好材料視されたようだ。記事によると、半導体需要の活況を受けて、切断装置や研磨装置の販売が伸びたほか、利幅の厚い消耗品の販売も好調だったという。なお、決算発表は2月6日を予定している。

■ウエルシア <3141>  4,550円  +115 円 (+2.6%)  本日終値
 ウエルシアホールディングス <3141> が全般軟調相場に逆行し続伸。16日、株主優待制度の一部を変更すると発表しており、これを好感する買いが入ったようだ。同社は100株以上を保有する株主に対し、ウエルシアグループ店舗で利用できる株主優待券を贈呈している。今回、株主優待券を利用できない株主に対する代替品について、通販サイト「ウエルシアドットコム」でTポイントが利用できるように変更した。また、代替品を見直し、「栄養ドリンク」と「WEB利用券」を廃止する一方、新たに「カタログギフト」を追加した。

■キーエンス <6861>  71,060円  +1,320 円 (+1.9%)  本日終値
 キーエンス<6861>が続伸、全体軟調相場をものともせず上値追い態勢を強め、株式分割後修正値で初の7万円大台乗せを果たした。時価総額は8兆6000億円台で東証1部第6位に入っており、7位の三井住友フィナンシャルグループ<8316>との差をさらに広げている。世界的な設備投資拡大の流れを受け同社が手掛けるFA用センサー需要が拡大、特にこれからはあらゆるものをネット接続するIoT時代の本格到来を受け、センサー需要は加速的に伸びることが予想されており、これが同社の評価につながっている。国内大手証券がロボット関連株で構成する脱分配型の投資信託を運用、好調に純資産残高を膨らませ注目を集めているが、その立役者が同社株だ。世界的な電気自動車(EV)シフトの動きを背景にリチウムイオン電池需要が急増しており、同社は中国のリチウムイオン電池製造ライン向けセンサーが足もとの業績を押し上げている。

■物語コーポレーション <3097>  10,140円  +150 円 (+1.5%)  本日終値
 物語コーポレーション <3097> が全般軟調相場に逆行し3日続伸。16日に発表した12月の既存店売上高は前年同月比4.4%増と10ヵ月連続で前年実績を上回っており、これを好感する買いが向かった。伸び率は全部門で前年比プラスを達成した。主力の焼肉部門が6.4%増、ラーメン部門が0.7%増、ゆず庵部門は3.9%増だった。また、全店舗の売上高は新店効果もあり、16.4%増に拡大している。

■資生堂 <4911>  5,834円  +82 円 (+1.4%)  本日終値
 資生堂<4911>が全般悪地合いのなか3日続伸したほか、ツルハホールディングス<3391>やマツモトキヨシホールディングス<3088>などドラッグストアが上昇、オリエンタルランド<4661>も頑強な動きをみせるなど、インバウンド関連株の一角が強い。前日に観光庁が発表した2017年の訪日外国人旅行消費額(速報)は前年比17.8%増の4兆4161億円で年間の過去最高額を大幅に更新、初の4兆円突破となった。また、10~12月期ベースでは1兆1400億円と前年同期比27.8%の高い伸びを示していることが確認され、投資資金の流入につながった。

■ベルーナ <9997>  1,378円  +11 円 (+0.8%)  本日終値
 ベルーナ<9997>がしっかり。16日の取引終了後に発表した12月度の売上高(速報値)が、前年同月比13.2%増となり、17カ月連続で前年実績を上回ったことが好感された。総合通販事業で衣料品と家具・雑貨などが前年を上回ったほか、専門通販事業でグルメやワインなどが堅調に推移した。また、ソリューション事業で封入・同梱サービス、通販代行サービスが伸長したことや、ファイナンス事業も融資残高が伸長し前年を上回ったことも寄与した。

■ベネッセHD <9783>  4,295円  +30 円 (+0.7%)  本日終値
 ベネッセホールディングス<9783>がしっかり。この日、オンライン英会話サービスを提供するぐんぐん(東京都港区)の株式を追加取得し、資本・業務提携を強化したと発表しており、業績への貢献を期待した買いが入った。今回のぐんぐん株式の追加取得は、学校向け事業や通信教育事業でオンライン英会話事業領域のさらなる強化を図るのが狙い。追加出資により、ベネッセHDの出資比率は11.8%から34.1%に上昇する。

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