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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(3):スクエニHD、ローム、ヘリオス

スクエニHD <日足> 「株探」多機能チャートより
■スクエニHD <9684>  5,590円  +20 円 (+0.4%)  本日終値
 スクウェア・エニックス・ホールディングス<9684>が3日続伸し昨年来高値を更新。子会社スクウェア・エニックスが16日、「FINAL FANTASY XV ROYAL EDITION」(対応機種:プレイステーション4、Xbox One)および「FINAL FANTASY XV WINDOWS EDITION」(対応機種:Windowsパソコン)を3月6日に発売すると発表しており、業績への期待から買いが入ったようだ。「FINAL FANTASY XV ROYAL EDITION」は「FFXV」本編に加えて、これまで配信されてきた6つのダウンロードコンテンツや特典アイテムを収録したのが特徴。一方、「FINAL FANTASY XV WINDOWS EDITION」はNative 4K(最大8K)およびHDR10に対応し、超高精細な映像が表現された点が特徴としている。

■ローム <6963>  12,310円  +10 円 (+0.1%)  本日終値
 ローム<6963>が反発。SMBC日興証券は16日、同社株の目標株価を1万3500円から1万5300円に引き上げた。投資評価は「1」を継続した。ゲーム機器向け半導体の売り上げ見通しを若干引き上げたほか、自動車向け半導体の高い成長見通しを織り込んだ。特に、自動車の電装化は、電気自動車やプラグインハイブリッド車などの普及やADAS(先進運転支援システム)の装着率向上で長期的に継続し、株価もそれに合わせて上昇基調が続くことを予想。参入障壁の高い車載半導体は先行企業が市場拡大の恩恵を受けるとみている。

■ヘリオス <4593>  2,048円  -58 円 (-2.8%)  本日終値
 ヘリオス<4593>が大幅続落。共同研究先である理化学研究所(埼玉県和光市)などが16日、「滲出型加齢黄斑変性に対する他家iPS細胞由来網膜色素上皮細胞懸濁液移植に関する臨床研究」の症例の一つで、網膜浮腫が観察されたと発表したことが売り材料視されたようだ。注射で移植する際に細胞の溶液が漏れたことが原因とみられ、共同で臨床研究を行っている神戸市立医療センター中央市民病院では「状況は切迫したり緊急性を伴うものでない」と発表。また、理化学研究所の高橋政代プロジェクトリーダーも「今後の臨床研究への影響はない」と発表している、これを受けてヘリオスでは、「他家iPS細胞由来網膜色素上皮細胞による加齢黄斑変性治療法の開発に向けて、引き続き治験への準備を進める」とコメントしている。

■ホギメディカル <3593>  8,610円  -190 円 (-2.2%)  本日終値
 ホギメディカル<3593>が反落。16日の取引終了後、18年3月期の連結業績予想について、売上高を385億4000万円から373億円(前期比1.2%増)へ、営業利益を53億円から52億円(同30.1%減)へ下方修正したことが嫌気された。「オペラマスター」新規契約医療機関におけるキット製品販売の立ち上げが遅れていることに加えて、新キット工場の償却費の増加や、販売促進に必要な見本費が増加したことが響く見通し。なお、有価証券売却益が予定より上振れていることから、最終利益は51億6000万円から52億4000万円(同9.4%減)へ上方修正した。また、同時に発表した第3四半期累計(17年4~12月)決算は、売上高281億2600万円(前年同期比1.2%増)、営業利益42億4300万円(同29.9%減)、最終利益45億9400万円(同3.3%減)だった。

■アスカ <7227>  1,449円  +300 円 (+26.1%) ストップ高   本日終値
 アスカ <7227> [名証2] が1月16日後場(15:00)に決算を発表。17年11月期の連結経常利益は前の期比97.3%増の7.4億円に拡大し、18年11月期も前期比21.6%増の9億円に伸びる見通しとなった。4期連続増収、3期連続増益になる。同時に、前期の年間配当を14円→18円(前の期は10円)に増額し、今期も前期比2円増の20円に増配する方針とした。
  ⇒⇒アスカの詳しい業績推移表を見る

■ダイヤモンド電機 <6895>  7,740円  +1,000 円 (+14.8%) ストップ高   本日終値
 ダイヤモンド電機<6895>がストップ高。同社はきょう、名刺サイズで薄型の絶縁双方向電力変換器を開発したことを明らかにした。この製品は、次世代半導体である窒化ガリウム(GaN)パワー半導体を使うことで、高い電力変換効率(最大95%)を達成。また、小型・軽量化も実現しており、同社では主な用途先として、電気自動車(EV)ステーションや家庭用蓄電システムなどを想定している。

■ヒーハイスト精工 <6433>  843円  +41 円 (+5.1%)  本日終値
 ヒーハイスト精工<6433>が3連騰し昨年来高値を更新した。今週に入りロボット関連株が上昇しており、液晶製造装置など向け精密位置決め装置や、産業機械用直動軸受け製品などを手掛ける同社にも関連銘柄物色が波及しているもよう。中国を中心に人手不足や賃金高騰で工場の自動化ニーズが拡大していることから事業環境は良好で、18年3月期営業利益は2億5700万円(前期比76.9%増)を見込んでいる。

●ストップ高銘柄
 インタートレード <3747>  451円  +80 円 (+21.6%) ストップ高   本日終値
 大村紙業 <3953>  950円  +150 円 (+18.8%) ストップ高   本日終値
 エスケイジャパン <7608>  645円  +100 円 (+18.4%) ストップ高   本日終値
 メディアシーク <4824>  709円  +100 円 (+16.4%) ストップ高   本日終値
 など、6銘柄

●ストップ安銘柄
 レカム <3323>  313円  -80 円 (-20.4%) ストップ安   本日終値
 以上、1銘柄

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