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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(1):ゲームウィズ、スター精、オリエンタルランド

ゲームウィズ <日足> 「株探」多機能チャートより
■GameWith <6552>  4,600円  +700 円 (+18.0%) ストップ高   本日終値
 10日、GameWith <6552> [東証M]が決算を発表。18年5月期上期(6-11月)の経常利益(非連結)は6.2億円で着地。通期計画の7.8億円に対する進捗率は79.2%となり、業績上振れを期待する買いが向かった。主力のゲーム情報サイトでネットワーク広告の単価が上昇したうえ、タイアップ広告の受注も好調だった。併せて、1月31日現在の株主を対象に1→2の株式分割を実施すると発表しており、株式流動性の向上と投資家層の拡大を期待する買いも向かった。また、株主優待制度を新設することも明らかにしたことも好感された。毎年5月末時点で100株以上を保有する株主を対象に、クオカード1000円分を贈呈する。

■スター精密 <7718>  2,351円  +322 円 (+15.9%)  本日終値  東証1部 上昇率2位
 10日、スター精密 <7718> が18年2月期の連結経常利益を従来予想の55億円→65億円に18.2%上方修正。増益率が53.5%増→81.4%増に拡大する見通しとなったことが買い材料視された。欧州や中国で自動車関連の設備投資需要が拡大し、主力の工作機械の販売が伸びることが寄与。併せて、発行済み株式数(自社株を除く)の0.81%にあたる30万株(金額で6億円)を上限に自社株買いを実施し、取得した全ての自社株を2月28日付で消却すると発表。これを受けて、株主還元の拡充を好感する買いも向かった。

■ベル24HD <6183>  1,594円  +199 円 (+14.3%)  本日終値  東証1部 上昇率3位
 ベルシステム24ホールディングス <6183> が続急伸し、上場来高値を更新した。同社は10日に決算(国際会計基準=IFRS)を発表。18年2月期第3四半期累計(3-11月)の連結税引き前利益が前年同期比22.3%増の65.1億円に伸びて着地したことが買い材料視された。コールセンターを中心とするCRM事業が伊藤忠商事 <8001> との協業強化や既存継続案件の受注増加などで収益が拡大したことが寄与。前期に計上した事業再編に係る一過性損失がなくなったことも大幅増益の要因となった。

■ソースネクスト <4344>  1,380円  +167 円 (+13.8%)  本日終値  東証1部 上昇率4位
 ソースネクスト<4344>が続急伸。東海東京調査センターが10日付で、投資判断を「アウトパフォーム」、目標株価を2000円として新規にカバレッジを開始したことが好材料視されたようだ。同センターでは、同社が12月14日から販売を開始した超小型通訳デバイス「ポケトーク」(世界50言語、61カ国対応)が業績を飛躍的に拡大させると予想。18年3月期は、営業利益が前年比27.1%増を見込んでおり、会社計画の同9.1%増益を大幅に上回ると見込んでいる。さらに、19年3月期は同102.1%増、20年3月期は同15.0%増と予想している。

■イオンファンタジー <4343>  5,230円  +360 円 (+7.4%)  本日終値
 イオンファンタジー<4343>が急反発、実質上場来高値を更新。10日の取引終了後に発表した第3四半期累計(17年3~11月)連結決算が、売上高527億600万円(前年同期比11.4%増)、営業利益35億4400万円(同83.4%増)、純利益13億6500万円(同2.1倍)となり、営業利益が大幅増益で11年ぶりに過去最高を更新したことが好感された。オリジナル景品の展開やYouTube、SNSでの拡散効果でプライズ(アミューズメント専用景品)部門が好調に推移した。また、60店舗を新規に出店したことに加えて、国内36店舗の活性化を実施したことも寄与した。なお、18年2月期通期業績予想は、売上高700億円(前期比7.6%増)、営業利益50億円(同32.6%増)、純利益21億5000万円(同26.6%増)の従来見通しを据え置いている。同時に、今春からインターネットクレーン事業に参入すると発表しており、これも好材料視されているようだ。新たにスタートする事業「MOLLY.ONLINE」は、パソコンやスマートフォン、タブレットを使用して、場所や時間を選ばずにクレーンゲームをインターネット上で遊べるサービスです。利用者がインターネット上でクレーンゲームを遠隔操作し、獲得した景品が自宅に配送される仕組みで、同社でしか手に入らないオリジナルの景品などが特徴という。

■ツカダGHD <2418>  662円  +42 円 (+6.8%)  本日終値
 ツカダ・グローバルホールディング<2418>が5日ぶり急反発。年初から調整していたが。ここにきて下値を拾う動きが顕在化し切り返しに転じている。結婚式場を運営し直営の欧米邸宅風施設を使った挙式や披露宴を行うのが特長。ここ最近はホテル事業にも注力しており、中国人観光客などを中心としたインバウンド需要が追い風。17年12月期は営業利益段階で会社側計画の43億円を若干下振れる可能性も意識されているが、18年12月期はホテル事業が成長エンジンとなり、2ケタ増益が視野に入る。PER11倍、PBRも1倍割れ水準で現在のバリュー株優勢の地合いにも乗っている。

■オリエンタルランド <4661>  10,945円  +685 円 (+6.7%)  本日終値
 オリエンタルランド<4661>が大幅反発し、実質上場来高値を更新。大和証券が10日付で、投資判断を「2(強気)」から「1(買い)」とし、目標株価を7000円から1万5000円へ引き上げたことが好材料視されたようだ。同証券では、ターゲット人口の増加と若年層のレジャー消費活性化を背景に需要の高まりが確認できたこと、大幅なキャパシティー拡大が満足度アップにつながり入園者数の増加が期待できること、今後のチケット単価の引き上げ余地が大きいこと、の3点を評価。18年3月期から22年3月期までの平均営業増益率は22.6%と13年3月期から17 年3月期までの8.6%を大きく上回ると予想しており、18年3月期営業利益予想を1154億円から1190億円へ、19年3月期を同1246億5000万円から1352億円へ上方修正し、さらに20年3月期を同1704億円と予想している。

■トーセイ <8923>  1,221円  +59 円 (+5.1%)  本日終値
 10日、トーセイ <8923> が決算を発表。17年11月期の連結税引き前利益は前の期比7.1%増の90.4億円で着地。続く18年11月期も前期比10.9%増の100億円に伸び、3期連続で過去最高益を更新する見通しとなったことが買い材料視された。今期は不動産開発事業で分譲マンション1棟を引き渡す計画で、17.4%の大幅増収を見込む。業績好調に伴い、今期の年間配当は前期比5円増の30円に増配する方針とした。前日終値ベースの予想PERが9.3倍→8.4倍に低下する一方、配当利回りは2.58%に上昇し、割安感が強まったことも支援材料となった。

■共立メンテナンス <9616>  4,735円  +180 円 (+4.0%)  本日終値
 共立メンテナンス<9616>が4日ぶりに反発。SMBC日興証券は10日、同社株の投資評価「1」を継続するとともに、目標株価は4200円から5000円に見直した。ビジネスホテルが好調に推移しており、インバウンド効果の地方への波及拡大も追い風に働く。18年3月期の連結営業利益は前期比9%増の129億円(会社計画122億円)を予想。19年3月期は今期推定比12%増の144億円を見込んでいる。

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