【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(3):テンポイノベ、セレス、Tホライゾン
セレス <日足> 「株探」多機能チャートより
G-FACTORY<3474>はストップ高。13日の取引終了後、香港やマカオ、中国で外食チェーンを展開するウエルコア・ホールディングスと、「名代 宇奈とと」の香港・マカオ・中国エリアのライセンス契約を締結したと発表しており、業績への貢献を期待した買いが入った。海外での日本のうなぎ料理の需要が高まっていることを受けて、ライセンス契約による「名代 宇奈とと」の展開を行うという。運営はウエルコア社の100%子会社「名代宇奈(中国)」が行い、18年度中に第1号店を出店する予定だ。
■栄電子 <7567> 756円 +100 円 (+15.2%) ストップ高 本日終値
栄電子<7567>がストップ高。スイッチング電源などに強みを持つ電子部品商社でIoT普及に伴いビジネスチャンスが広がっている。18年3月期は営業利益段階で85%増益を予想、株価はここ調整局面にあったが、足もと売りが一巡しPER15倍近辺と割高感もないことで投資資金の買いが集中した。
■テンポイノベーション <3484> 5,580円 +700 円 (+14.3%) ストップ高 本日終値
13日、テンポイノベーション <3484> [東証M]が1月31日現在の株主を対象に1→4の株式分割を実施すると発表。最低投資金額が現在の4分の1に低下することから、株式流動性の向上と投資家層の拡大を期待する買いが向かった。併せて、18年3月期の期末一括配当を従来計画の24.6円→8円(前期は246円)に修正したことも支援材料となった。年間配当は実質30.1%の増額となる。堅調な業績や財務状況を踏まえ、株主への利益還元を増やす。
■シンシア <7782> 1,113円 +132 円 (+13.5%) 本日終値
13日、東証がシンシア <7782> [東証M]を20日付で市場1部に市場変更すると発表したことが買い材料。発表を受け、TOPIX連動型ファンドの組み入れ需要を見越した先回り的な買いに加え、知名度の高まりや株式流動性の向上を期待する買いが向かった。
■セレス <3696> 2,110円 +211 円 (+11.1%) 本日終値 東証1部 上昇率4位
セレス<3696>が急騰。今週11日朝(日本時間)にビットコイン先物がシカゴ・オプション取引所に上場。株式市場でも関連銘柄が注目されるなか、ビットコインのマイニング(採掘)事業に傘下企業を通じ積極参入する同社株に買いが流入した。また、PERはやや高いものの、業績は急成長をみせており、前16年12月期までの直近3年間の年平均利益成長率は、営業利益段階で57%増と極めて高い点が評価されている。17年12月期営業利益も前期比61.6%増の9億円を見込んでいる。
■Tホライゾン <6629> 537円 +53 円 (+11.0%) 本日終値
テクノホライゾン・ホールディングス<6629>が急反発。人工知能(AI)分野のキーカンパニーに位置づけられる米半導体大手エヌビディアの日本企業との連携に注目が集まっている。エヌビディアはコンピューターの演算処理の高速化に貢献するGPU(グラフィックス・プロセッシング・ユニット)を開発しており、13日にはコマツ<6301>との提携を発表、GPUの供給によりコマツは建機の自動運転化実現へと本格的に踏み出す。テクノホライゾンもエヌビディアのAIスーパーコンピューターモジュールに対応する組み込みプラットフォームの販売を手掛けるなど提携関係にあり、エヌビディア関連の一角として上値期待が膨らんでいる。
■グッドコムアセット <3475> 1,446円 +103 円 (+7.7%) 本日終値
グッドコムアセット<3475>は急伸。PERは12倍近辺と依然として割安水準にある。同社は11日、18年10月期通期の連結業績予想を発表した。売上高は102億8400万円(前期比4.6%増)、経常利益は10億3000万円(同25.6%増)、最終利益は7億2300万円(同16.6%増)を見込んでいる。今期は主力の東京23区を中心とする投資用マンションの販売で、前期比12.7%増の365戸の販売を見込んでいる。また、業績好調に伴い今期の年間配当は前期比5円増の25円に増配する方針としている。
■イーグランド <3294> 1,319円 +91 円 (+7.4%) 本日終値
13日、東証がイーグランド <3294> [東証2]を20日付で市場1部に指定替えすると発表したことが買い材料。発表を受け、TOPIX連動型ファンドの組み入れ需要を見越した先回り的な買いに加え、知名度の高まりや株式流動性の向上を期待する買いが向かった。
■タカキタ <6325> 940円 +62 円 (+7.1%) 本日終値
タカキタ<6325>が上昇加速、時価は1996年以来約21年ぶりの高値圏に浮上した。飼料向けを中心とする農業機械メーカーで、17年4~9月期は梱包作業機や有機肥料散布機などが業績に貢献して、営業利益段階で前年同期比34%増の5億9700万円と高変化をみせた。18年3月期通期予想の8億円に対する進捗率は75%に達し、上方修正が有力視されている。中期的にも中国の習近平指導部のもとで強力に推し進められている大規模な農業政策の恩恵が大きい。国内では安倍政権が高収益型の畜産を実現するために国策でフォローする構えをみせている。また、ここにきて気温が急速に下がるなかで厳冬が意識されており、除雪機を手掛ける同社は大雪関連株の一角としても注目度が高い。
■第一カッター興業 <1716> 1,890円 +120 円 (+6.8%) 本日終値
13日、東証が第一カッター興業 <1716> [東証2]を20日付で市場1部に指定替えすると発表したことが買い材料。発表を受け、TOPIX連動型ファンドの組み入れ需要を見越した先回り的な買いに加え、知名度の高まりや株式流動性の向上を期待する買いが向かった。
●ストップ高銘柄
応用技術 <4356> 907円 +150 円 (+19.8%) ストップ高 本日終値
ダイヤ通商 <7462> 937円 +150 円 (+19.1%) ストップ高 本日終値
サンコー <6964> 657円 +100 円 (+18.0%) ストップ高 本日終値
など、7銘柄
●ストップ安銘柄
なし
株探ニュース