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【市況】14日の株式相場見通し=売り優勢の展開か 米国株上昇もドル安・円高が重荷

NYダウ <日足> 「株探」多機能チャートより
 14日の東京株式市場は、注目されたFOMCが通過したことや、前日の米国株が上昇したことは追い風ながら、外国為替市場で円高に振れていることから、これが上値の重荷となりそうだ。ただ、下値では企業の好業績を拠りどころに押し目買いが入り下げ幅は限定的となる可能性がある。また、主力株が手掛けづらいなか、中小型材料株に物色の矛先が向かうことも考えられる。

 13日の米株式市場では、NYダウ平均株価が前日比80.63ドル高の2万4585.43ドルと5日続伸し、4日連続で過去最高値を更新した。米税制改正改革が一本化に向け進展をみせたことで、これを好感する買いが優勢だった。

 日程面では、「フラット35」を中心とする住宅ローンの貸付および回収を行うモーゲージバンク事業のアルヒ<7198>が東証1部市場へ、RPA・AI・ビジネスプロセス可視化などを活用し、企業変革と働き方改革を推進するプロフェッショナルサービスの提供および企業のIT人材不足を解消するマッチングプラットフォーム「アサインナビ」の提供を手掛けるエル・ティー・エス<6560>が東証マザーズ市場へとそれぞれ新規上場する。

 このほかに、18年度与党税制改革大綱決定、11月の新築マンション市場動向に注目。海外では、EU首脳会議(15日まで)、ECB理事会(ドラギ総裁会見)、米11月の小売売上高、中国11月の鉱工業生産・小売売上高・都市部固定資産投資、英国の金融政策発表が焦点となる。

出所:みんなの株式(minkabu PRESS)

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