【注目】本日注目すべき【好決算】銘柄 正栄食、東建コーポ、テンポイノベ (13日大引け後 発表分)

　13日大引け後に決算を発表した銘柄のなかから、業績好調や配当増額など市場で評価される可能性の高い銘柄を取り上げた。

　正栄食 <8079> 　　★今期経常は4期連続最高益・6円増配、自社株消却も発表
　◆17年10月期の連結経常利益は前の期比18.0％増の54.6億円で着地。続く18年10月期も前期比5.3％増の57.5億円に伸び、4期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。前期は乳製品や菓子、ナッツ類が好調だったほか、工場稼働率の向上などで採算が大きく改善した。今期は健康志向が続くなか、オリジナル開発・加工品の品揃えを強化し、2期連続の増収増益を狙う。
　　業績好調に伴い、今期の年間配当は前期比6円増の46円に増配する方針とした。併せて、19.2％の自社株消却を発表。株主還元を好感する買いも期待される。

　東建コーポ <1766> 　　★上期経常は26％増益で上振れ着地
　◆18年4月期上期(5-10月)の連結経常利益は前年同期比26.2％増の91.1億円に伸び、従来予想の75.3億円を上回って着地。期初の豊富な受注残高を背景に完成工事高が増加し、10.2％の大幅増収を達成したことが寄与。不動産賃貸事業で家賃収入や管理料収入が伸びたことも大幅増益に貢献した。

　ウインＰ <3183> 　　★今期最高益予想を31％上乗せ
　◆18年3月期の連結最終利益を従来予想の22.3億円→29.1億円に30.7％上方修正。増益率が4.2％増→36.1％増に拡大し、従来の3期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。医療機器販売会社、大沢商事の子会社化に伴い、負ののれん発生益6.8億円を計上することが上振れの要因。

　テンポイノベ <3484> [東証Ｍ]　　★1→4の株式分割を実施、今期配当を実質30％増額
　◆1月31日現在の株主を対象に1→4の株式分割を実施すると発表。併せて、18年3月期の期末一括配当を従来計画の24.6円→8円(前期は246円)に修正した。年間配当は実質30.1％の増額となる。堅調な業績や財務状況を踏まえ、株主への利益還元を増やす。

株探ニュース