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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(2):国際石開帝石、郵船、三菱UFJ

国際石開帝石 <日足> 「株探」多機能チャートより
■国際石油開発帝石 <1605>  1,342円  +45.5 円 (+3.5%)  本日終値
 国際石油開発帝石<1605>、日本海洋掘削<1606>、石油資源開発<1662>など資源開発関連株が軒並み高。原油漏れ修理のため、北海の主要油田のパイプラインにおいて操業縮小が続いているとの報道が、原油需給にタイト感をもたらし、前日のWTI原油先物価格が63セント高の1バレル=57ドル99セントと3日続伸で12月1日以来の水準を回復、これを背景に前日の米株市場ではエクソンモービルやシェブロンなどのエネルギー関連株が買われた。東京市場でも原油市況上昇が収益面でメリットとなる銘柄群に買いが向かった。

■日本ハウス <1873>  666円  +19 円 (+2.9%)  本日終値
 11日、日本ハウスホールディングス <1873> が決算を発表。17年10月期の連結経常利益は前の期比12.8%増の41.1億円に伸びて着地。続く18年10月期も前期比33.6%増の55億円に拡大する見通しとなったことが買い材料視された。今期は主力とする木造戸建て注文住宅などの豊富な受注残高を背景に、2期連続の増収増益を見込む。前日終値ベースの予想PERが9.0倍→8.2倍に低下し、割安感がさらに強まったことも支援材料となった。

■マネックスグループ <8698>  337円  +9 円 (+2.7%)  本日終値
 マネックスグループ<8698>が後場上げ幅を拡大。前引け後に、子会社の米トレードステーション社がこの日、シカゴ・オプション取引所(CBOE)のビットコイン先物取引の提供を開始したと発表しており、これを好材料視した買いが入ったようだ。

■日本郵船 <9101>  2,772円  +68 円 (+2.5%)  本日終値
 日本郵船<9101>や商船三井<9104>、川崎汽船<9107>など海運大手が軒並み高。11日のばら積み船運賃の国債指標であるバルチック海運指数が17日連続で上昇して、14年1月以来、約3年11カ月ぶりの高値水準となっており、これが手掛かり材料視されたようだ。

■三菱UFJ <8306>  812.8円  +17.9 円 (+2.3%)  本日終値
 三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>が3連騰で年初来高値と上値追いに弾みがついてきた。長期金利の上昇を背景とした米国の金融株高に追随する形で国内外機関投資家や個人投資家など全員参加型の買いを呼び込んだ。17年4~9月期の最終利益は前年同期比27.8%増の6269億4000万円と好調で、会社側の想定から大幅に上振れした。米州MUFGなど米国を中心とした海外子会社の収益寄与が大きい。米10年債利回りの上昇に株価が連動するゆえんとなっている。

■オムロン <6645>  6,650円  +110 円 (+1.7%)  本日終値
 オムロン<6645>は3日ぶりに反発。東海東京調査センターが11日付で、投資判断「アウトパフォーム」を継続し、目標株価を6000円から8300円へ引き上げたことが好材料視されたようだ。同センターでは、世界で最も現実的な「インダストリー4.0」の企業として評価。また、自動車、デジタル、食品・日用品、社会インフラの注力4業界の好調を背景に、制御機器事業の成長が持続すると予想しており、18年3月期の営業利益を会社側が上期決算時に上方修正した850億円をさらに上回る930億円と予想。19年3月期も1164億円と21年3月期目標の1000億円を前倒しで実現すると見込んでいる。

■東芝 <6502>  306円  +5 円 (+1.7%)  本日終値
 東芝<6502>が5日続伸。約6000億円を調達した第三者割当増資が完了し、債務超過を解消し、上場廃止回避のメドがついたことを好感する買いが流入した。また12日付の日本経済新聞は、東芝と米ウエスタンデジタル(WD)は和解する方針を固めたと報じた。半導体メモリー事業の売却を巡り対立していた両社は和解することで、内外の裁判所に申し立てていた法的措置は互いに取り下げる、という。この報道に関して、東芝は、係争状態の解決に向け協議中だが合意には至っていない、とコメントを発表したが、市場では両社の対立解消に向けた期待感が高まっている。

■第一生命HD <8750>  2,369.5円  +19 円 (+0.8%)  本日終値
 第一生命ホールディングス<8750>が4日続伸と上昇歩調を強めており、8日につけた2359円を上抜き年初来高値を更新した。ここ銀行や保険、証券など金融関連セクターへの投資資金流入が目立つ。米長期金利が上昇傾向にあることや金融規制緩和への期待感から米国市場では大手金融株が買われており、東京市場でも海外投資家とみられる実需買いが観測されている。前日の米10年債利回りは2.38%台に上昇、30年債利回りも2.77%台に上昇しており、長期資金を運用する大手生保にとって運用環境に吹く追い風が意識されている。

■名古屋鉄道 <9048>  2,852円  +17 円 (+0.6%)  本日終値
 名古屋鉄道<9048>がしっかり。11日の取引終了後、温浴事業へ参入すると発表しており、これが好材料視されている。同社が掲げる中期経営計画の一環として取り組むもので、日常型レジャーを提供することでコミュニティーの場を創出し、地域の活性化に貢献するのが狙いという。第1号店は愛知県豊橋市に19年夏ごろ開業予定で、「誰もが気軽にリフレッシュできる場所」をコンセプトに、バラエティー豊かな風呂や岩盤浴・リラックスエリア、飲食エリアなどを備えた施設にするとしている。

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