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【市況】明日の株式相場見通し=25日線を巡る攻防に、北朝鮮リスクくすぶり弱含み推移

日経平均 <日足> 「株探」多機能チャートより
 あす(29日)の東京株式市場は、日経平均株価が上昇しながら接近している25日移動平均線(2万2326円27銭=)との攻防となりそうだ。引き続き内需系銘柄などへの押し目買い意欲は強いものの、北朝鮮を巡る地政学リスクはくすぶり続けるものと予想され、弱含みの推移が予想される。

 市場関係者からは「北朝鮮が弾道ミサイルの発射準備を進めているとの報道を手掛かり材料として、リスク回避の動きから外国為替市場で円高・ドル安が進行。一時、1ドル=110円台後半まで円高が進行したことで、日経平均株価は前日比でマイナス圏に沈んだ。なかでも、これまで上昇相場をリードしてきた半導体関連の値がさ株に安いものが目立った。ただ、半面で小売、食品、医薬品、建設といった比較的で遅れていた内需系の銘柄には押し目買いが持続している」との見方が出ていた。

 日程面では、証券システム開発事業とこれらに付帯するFX(外国為替証拠金取引)システム事業およびセキュリティー診断事業を手掛けるトレードワークス<3997>が東証ジャスダック市場に新規上場する。

 このほかに、10月の商業動態統計、27日現在の給油所の石油製品価格に注目。海外では、イエレン米FRB議長の議会証言、米7~9月期のGDP(国内総生産)改定値、米地区連銀経済報告(ベージュブック)が焦点となる。(冨田康夫)

出所:みんなの株式(minkabu PRESS)

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