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2017年11月24日15時16分

【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(1):スタートトゥ、ヤーマン、カーリットH

スタートトゥ <日足> 「株探」多機能チャートより
■スタートトゥデイ <3092>  3,745円  +475 円 (+14.5%)  本日終値  東証1部 上昇率3位
 スタートトゥデイ <3092> が急反発。同社は22日、採寸用ボディースーツ「ZOZOSUIT(ゾゾスーツ)」の無料配布の予約受付を開始したと発表。メディア各社で取り上げられたこともあり、これが刺激材料となったようだ。ゾゾスーツはニュージーランドのソフトセンサー開発企業StretchSense社と共同開発した、伸縮センサー内蔵の採寸用ボディースーツ。トップスとボトムスを着用し、スマートフォンとBluetooth通信で接続することで、人体のあらゆる箇所の寸法が瞬時に計測でき、そのデータをZOZOTOWNアプリに保存することができる。ファッションECの課題であるサイズの不安を解消し、商品検索機能やレコメンド機能の拡充につなげる狙いだ。また、ZOZOSUITはプライベートブランド「ZOZO」でも活用するとしている。

■ヤーマン <6630>  1,908円  +198 円 (+11.6%)  本日終値  東証1部 上昇率5位
 ヤーマン <6630> の快進撃が続いている。20日に18年4月期上期(5-10月)の連結経常利益を従来予想の19.6億円→33.1億円に69.0%上方修正したことが引き続き材料視された。株価は利益確定の売り物をこなし、連日で上場来高値を更新した。上期は免税店や家電量販店といった店販部門を中心に主力の美顔器などの販売が好調だった。また、原価低減やコスト削減が奏功し、採算が改善したことも利益を押し上げた。あわせて通期の同利益も36.4億円→45.7億円に25.4%上方修正したが、下期は広告投資などに注力するとし、上期増額分を下回る形での業績修正となった。修正値が保守的でさらなる上振れを期待する向きも多い。前期も同時期に通期予想を上方修正したが、実績値は計画を20%以上も上回って着地した経緯もある。

■カーリットH <4275>  1,273円  +113 円 (+9.7%)  本日終値  東証1部 上昇率9位
 カーリットホールディングス<4275>は8連騰。リチウムイオン電池など2次電池の評価試験ではセルからモジュールまでの、さまざまな種類の電源を手掛け、受託件数が拡大の一途、固体電解質分野の研究開発にも余念がなく全固体電池関連としても注目されている。東レ<3402>グループの東レリサーチセンターと車載用2次電池の受託試験・解析事業と業務提携したことも思惑を呼んでいる。PERはやや割高ながら、18年3月期営業利益は前期比41%増の19億円を見込むなど収益変化も際立つ。

■オハラ <5218>  2,931円  +121 円 (+4.3%)  本日終値
 オハラ<5218>の上値追いが止まらない。株価はきょうで9連騰と押し目待ちに押し目なしの極めて買い気の強い展開だ。同社は現行の電解液を使うリチウムイオン電池の性能向上に効果が見込めるガラスセラミック素材を利用した添加剤を開発、自動車メーカーなどからの引き合いが旺盛だ。また、電機自動車(EV)用2次電池採用に向けてはまだハードルが高いものの、既に昨年8月の段階で酸化物系材料を用いた全固体電池の試作に成功していることから、市場の注目を集めている。さらに株式需給面では、信用倍率が0.92倍と売り長で好取組銘柄であることが、投機資金の食指を動かしているようだ。

■レーザーテック <6920>  3,095円  +116 円 (+3.9%)  本日終値
 レーザーテック<6920>が反発。この日、米国のフォトマスクメーカーのフォトロニクス社(コネティカット州)から第10.5世代用のFPDフォトマスク欠陥検査装置などを受注したと発表しており、業績への貢献を期待した買いが入った。今回受注したのは、第10.5世代用のFPDフォトマスク欠陥検査装置や、ペリクル検査/貼り付けシステム、およびFPDマスクブランクス欠陥検査装置など。これら検査装置により、10.5世代用の大型フォトマスクであっても、高感度かつ高スループットな欠陥検査を実現し、マスクへの異物付着リスクを最小化することが可能としており、今後の受注の広がりが期待されている。

■ニトリホールディングス <9843>  17,870円  +620 円 (+3.6%)  本日終値
 ニトリホールディングス<9843>が3日ぶりに反発。22日の取引終了後に発表した11月度(10月21日~11月20日)の国内売上高で、既存店売上高は前年同月比1.9%減と5カ月ぶりに前年実績を下回ったが、織り込み済みとの見方が強い。キッチン用品やトイレ・バス用品は引き続き堅調な売れ行きだが、11月度は気温の低下が進まず、コタツやラグなどの秋冬物商品の売り上げが伸び悩んだ。また、10月下旬の週末における2度の台風上陸により客足が鈍ったことも影響したという。

■ユニ・チャーム <8113>  2,883.5円  +93.5 円 (+3.4%)  本日終値
 ユニ・チャーム<8113>が続伸。中国財政省は24日、紙おむつや食品など消費者向け商品の一部の輸入関税を12日1日付で引き下げると発表しており、中国人による日本製紙おむつの輸入増加につながるとの期待感から、同社やピジョン<7956>に買いが入ったようだ。輸入関税の引き下げは、食品や健康補助食品、医薬品、日用品、家電、雑貨など187品目が対象で、平均税率を17.3%から7.7%に下げるとしている。

■ハーモニック <6324>  7,770円  +200 円 (+2.6%)  本日終値
 ハーモニック・ドライブ・システムズ<6324>は6日続伸し新高値。岩井コスモ証券は22日、同社株の投資判断を新規「A」でカバレッジを開始した。目標株価は8400円とした。小型産業用ロボットなどで使われる歯車の組み合わせ装置である、減速装置が主力。受注の好調で18年3月期の業績予想は、連結営業利益を120億円から130億円に上方修正したが、同証券では145億円(前期比86%増)へ一段の増額修正を予想。19年3月期は同165億円を見込んでいる。

■KDDI <9433>  3,088円  +78 円 (+2.6%)  本日終値
 KDDI<9433>が3日続伸。22日の取引終了後、英会話教室などを展開するイーオンホールディングス(岡山市北区)の全株式を来年1月22日をメドに取得し、完全子会社化すると発表しており、業績への寄与を期待した買いが入った。語学教育ビジネスの市場規模拡大が期待される中、教育事業へ新規参入するのが狙い。完全子会社化により、KDDIがこれまで培ってきた「ICT技術」に加えて、イーオンHDが長年にわたって育成・蓄積してきた「指導経験豊富な教師・オリジナル教材・留学サービス」を組み合わせ、利用者に新たな価値・サービスの提供を目指すという。また、今後は人工知能(AI)技術を活用した学習者向けのカリキュラム最適化支援や、VR技術を活用したバーチャル英会話プログラムなどのサービスを検討するとしている。

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