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【経済】米税制改革の年内実現は織り込み済み?

日経平均 <日足> 「株探」多機能チャートより

 22日に公表された連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨で、物価の低迷について警戒感が示されたことを受けて、ドル売り・円買い基調が継続。また、米長期金利の低下もドルの売り圧力を強めている。市場では12月のFOMCでの追加利上げについては織り込み済みとなっているほか、米税制改革の年内実現の先行き懸念も引き続き根強く、新たなドル買いの材料に乏しい環境となっている。

 来週発表される米住宅関連指標や2017年第3四半期(7-9月)の実質GDP(改定値)の内容を見極めたいとの思惑も広がり、動意に一段と乏しい展開となりそうだ。週末を控えて閑散な商いが予想される中、東京市場では日経平均株価の動きを眺め、111円台前半から半ばにかけてのレンジ内取引となるだろう。
《MK》

 提供:フィスコ

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