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【市況】東京株式(大引け)=98銭安、気迷い相場のなかわずかながら5日続落

日経平均 <日足> 「株探」多機能チャートより
 14日の東京株式市場は、売り買いが入り乱れる展開となり、日経平均は終盤に値を消してわずかにマイナス圏で大引けを迎えた。

 大引けの日経平均株価は前日比98銭安の2万2380円01銭とわずかながら5日続落。東証1部の売買高概算は17億3579万株、売買代金概算は2兆9865億7000万円。値上がり銘柄数は622、対して値下がり銘柄数は1338、変わらずは75銘柄だった。

 きょうの東京市場は気迷い相場の様相を呈した。前日の米国株市場ではNYダウなど主要3指数が小幅ながらプラスを確保し、リスク回避の動きは一服したが、上値も重かった。この地合いを引き継ぐように、日経平均も方向感の乏しい展開。プラス圏にいる時間が長かったが、買い意欲も限定的で中小型株に値を下げるものが目立った。好決算発表銘柄が買われたほか、外国為替市場で1ドル=113円台後半と円安水準でもみ合っていたこともあり、輸出セクターには追い風も意識された、しかし、銀行や小売など内需株が総じて弱かった。大引けにかけ再び売り圧力が強まり、引け際にわずかながらマイナスに転換して着地した。売買代金活況ではあったものの3兆円大台には届かなかった。

 個別では、任天堂<7974>が売買代金トップで上値追い継続、SUMCO<3436>も物色人気となった。ジャパンベストレスキューシステム<2453>がストップ高に買われ、メニコン<7780>も一時値幅制限いっぱいに買われた。東洋炭素<5310>、鴻池運輸<9025>、TYK<5363>なども値を飛ばした。井関農機<6310>、荏原<6361>が大幅高となり、愛眼<9854>も買われた。新川<6274>も高い。

 半面、ソフトバンクグループ<9984>が軟調、キーエンス<6861>も売りに押された。ユニデンホールディングス<6815>が急落、ニチイ学館<9792>、アカツキ<3932>、VTホールディングス<7593>なども大きく値を下げた。平田機工<6258>が売られ、沢井製薬<4555>も安い。ショーケース・ティービー<3909>、ヤーマン<6630>も下落した。

出所:みんなの株式(minkabu PRESS)

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