【市況】日経平均乱高下、SQ前に先物主導で強烈な仕掛け
日経平均 <日足> 「株探」多機能チャートより
日経平均は前場段階で454円高と大幅高を演じ25年10カ月ぶりの2万3000円を突破したが、後場に入り午後1時30分過ぎから急転直下で下値を試す展開に変わった。午後2時30分には前日比400円近い下げで2万2500円台まで売り込まれる場面があり、市場関係者の間でも驚きの声が上がっていた。結局、大引けは45円安と前日終値を小幅に下回る水準で着地した。準大手証券のストラテジストは「オプションSQをあすに控え、強烈な仕掛けが錯綜する格好となった。きょうは早々に2万3000円ラインを突破したことで、踏み上げ的なショートポジションの手仕舞いが上昇を加速させ、これが一巡するのを見計らって、今度は売りの仕掛けが入った。いずれも先物が主導する形となっており、高速アルゴ売買の影響が大きい。ただし、全体のトレンドを揺るがすような要素はない」としている。
出所:みんなの株式(minkabu PRESS)