【市況】明日の株式相場見通し=週末を前に持ち高調整の売り、乱高下相場に警戒感も
あす(10日)の東京株式市場は、週末を前に持ち高調整の売りが優勢となりそうだ。きょうの日経平均株価が、株価指数先物主導で乱高下する展開となったことも、投資家の買い手控え姿勢を助長する可能性もある。
市場関係者からは「きょうは、11月限ミニ先物・オプションSQ(特別清算指数値)算出をあすに控え、株価指数先物に関連したプログラム売買などにより、極端な値動きを誘発する結果となった。後場後半の短時間に、日経平均株価が乱高下する展開となり、日中値幅(1日の高値と安値の差)は859円と膨らんで、文字通り“高値圏での波乱展開”となった。乱高下に警戒感を強める一部個人投資家が持ち高を減少させる可能性もありそうだ」との見方が出ていた。
9日の東京株式市場は、日経平均株価が乱高下する展開となった。前場はリスクを取る動きが加速し2万3000円台を大きく上回ったが、後場は一転して急落、その後は戻りに転じたもののマイナス圏での引けとなった。日経平均株価終値は、前日比45円11銭安の2万2868円71銭と続落した。東証1部の売買代金は、4兆9935億円と膨らみ5兆円に迫った。
日程面では、10月のマネーストック、9月の第3次活動指数、オプションSQ算出に注目。海外では、APEC首脳会議(11日まで)、ASEAN首脳会議の関連会合(14日まで)、米10月財政収支が焦点となる。(冨田康夫)
出所:みんなの株式(minkabu PRESS)
市場関係者からは「きょうは、11月限ミニ先物・オプションSQ(特別清算指数値)算出をあすに控え、株価指数先物に関連したプログラム売買などにより、極端な値動きを誘発する結果となった。後場後半の短時間に、日経平均株価が乱高下する展開となり、日中値幅(1日の高値と安値の差)は859円と膨らんで、文字通り“高値圏での波乱展開”となった。乱高下に警戒感を強める一部個人投資家が持ち高を減少させる可能性もありそうだ」との見方が出ていた。
9日の東京株式市場は、日経平均株価が乱高下する展開となった。前場はリスクを取る動きが加速し2万3000円台を大きく上回ったが、後場は一転して急落、その後は戻りに転じたもののマイナス圏での引けとなった。日経平均株価終値は、前日比45円11銭安の2万2868円71銭と続落した。東証1部の売買代金は、4兆9935億円と膨らみ5兆円に迫った。
日程面では、10月のマネーストック、9月の第3次活動指数、オプションSQ算出に注目。海外では、APEC首脳会議(11日まで)、ASEAN首脳会議の関連会合(14日まで)、米10月財政収支が焦点となる。(冨田康夫)
出所:みんなの株式(minkabu PRESS)