【市況】来週の株式相場見通し=スピード調整で騰勢一服、短期急騰に伴う過熱感は持続
日経平均 <日足> 「株探」多機能チャートより
市場関係者からは「来週は日米ともに金融政策決定のイベントが開催されるが、両国とも“現状維持”がコンセンサスとなっており、市場への影響は限定的とみられる。むしろ、米連邦準備制度理事会(FRB)次期議長人事に関心が集まりそうだ。海外投資家からの資金流入で買い意欲継続が想定されるものの、10月に入ってきょうまでの星取りは18勝1敗で過熱感が高まっていることは確か。とくに、来週後半は米10月の雇用統計発表を含む3連休控えとあって、持ち高調整の売り姿勢が強まる可能性がある」との見方が出ていた。
日程面では、日銀金融政策決定会合(30~31日)、9月の商業動態統計(30日)、9月の鉱工業生産・労働力調査・有効求人倍率・家計調査、黒田日銀総裁会見、日銀展望リポート(31日)、10月の新車販売台数(1日)、10月の消費動向調査、10月のマネタリーベース、7~9月期のGPIF運用実績(2日)に注目。
海外では、米9月の個人所得・個人支出(30日)、FOMC(31日~1日)、中国10月の製造業PMI、ユーロ圏7~9月期のGDP、ユーロ圏9月の失業率、米10月のCB消費者信頼感指数(31日)、米10月のADP雇用統計、米10月のISM製造業景況指数、米10月の新車販売台数(1日)、英国金融政策発表(2日)、米10月の雇用統計、米9月の貿易収支、米9月のISM非製造業景況指数(3日)が焦点となる。(冨田康夫)
出所:みんなの株式(minkabu PRESS)