【市況】明日の株式相場見通し=異彩の強調展開に警戒感、そろそろ調整場面へ
日経平均 <日足> 「株探」多機能チャートより
市場関係者からは「まさに、相場格言の“押目待ちの押目なし”の地合いが続いている。連騰が続くと、その後の反動安への警戒感も同時に増幅されて、買い手控え姿勢が強まる傾向がある。かと言って、海外投資家が株価指数先物主導で継続買いし、下落し始めれば日銀によるETF(上場投資信託)の買いも想定されることから、不用意なカラ売りはご法度で、傍観せざるを得ない個人投資家も多いようだ」との見方が出ていた。
24日の東京株式市場は売り先行で始まったものの、全般底堅く日経平均株価はすぐにプラス転換し、後場後半はジリ高歩調の展開となった。終値は、前日比108円52銭高の2万1805円17銭と16日続伸で過去最長の連続上昇記録を更新した。
日程面では、高齢者向け配食サービスのフランチャイズ本部の運営およびフランチャイズ加盟店などへの調理済み食材の販売を手掛けるシルバーライフ<9262>、飲食店向けの店舗物件に特化した店舗賃貸事業のテンポイノベーション<3484>がともに東証マザーズ市場に新規上場する。
このほかに、10月の月例経済報告、東京モーターショー(11月5日まで)に注目。海外では、英7~9月期のGDP速報値、独10月のIfo景況感指数、米9月の新築住宅販売件数、米9月の耐久財受注が焦点となる。(冨田康夫)
出所:みんなの株式(minkabu PRESS)