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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(1):オープンドア、ディーエヌエ、マクニカ富士

オープンドア <日足> 「株探」多機能チャートより
■オープンドア <3926>  5,330円  +480 円 (+9.9%) 一時ストップ高   本日終値  東証1部 上昇率3位
 オープンドア<3926>は一時ストップ高。23日の取引終了後、海外航空券+ホテル比較サービスでIACEトラベル(東京都中央区)との連携を19日に開始したと発表しており、業績への貢献を期待した買いが入った。IACEトラベルは、1970年にアメリカ・ニューヨークで創業し、75年に東京に本社を開設して日本国内で42店舗、海外で23店舗を展開する旅行会社。これまでもトラベルコの海外・国内ツアー、海外航空券比較サービス多数の商品を掲載してきたが、新たに海外航空券+ホテル比較サービスでも「IACE ダイナミックパッケージ」の掲載を開始している。なお、IACEトラベルのダイナミックパッケージ商品の掲載開始で、一括検索できるサイトは合計8サイトとなり、利用者の利便性向上が期待されている。

■ディー・エヌ・エー <2432>  2,646円  +191 円 (+7.8%)  本日終値  東証1部 上昇率5位
 ディー・エヌ・エー <2432> が急反発。23日、任天堂 <7974> がスマートフォン向けアプリ「どうぶつの森」に関する情報を25日の昼12時からインターネット上で配信すると発表しており、同タイトルを共同開発しているディーエヌエに思惑買いが向かった。「どうぶつの森」の配信は当初16年秋に予定していたが、2017年度中の配信に延期されている。発表を受けて、アプリ配信日の発表などへの期待が高まっているようだ。なお、同タイトルに関する情報は任天堂サイトのほか、YouTube、ニコニコ動画でも配信するという。

■マクニカ富士 <3132>  2,348円  +168 円 (+7.7%)  本日終値  東証1部 上昇率6位
 23日、マクニカ・富士エレホールディングス <3132> が18年3月期上期(4-9月)の連結経常利益を従来予想の44億円→71億円に61.4%上方修正したことが買い材料視された。主力の半導体事業でサーバー、ストレージ向け集積回路が拡大したうえ、車載・産業機器市場向けも伸びたことが寄与。想定以上の円安進行で為替差益が増加したことも利益を押し上げた。上期業績の好調に伴い、通期の同利益も110億円→134億円に21.8%上方修正。増益率が14.2%増→39.1%増に拡大し、従来の2期ぶりの過去最高益予想をさらに上乗せした。

■キヤノン電子 <7739>  2,489円  +151 円 (+6.5%)  本日終値  東証1部 上昇率8位
 キヤノン電子<7739>が大幅続伸となり、年初来高値を更新した。同社は23日取引終了後に、17年12月期通期の連結業績予想を修正。営業利益見通しを従来の65億円から90億円(前期比11.4%増)に引き上げたことが好感されたようだ。売上高予想は従来通り850億円(同2.1%増)で据え置いたが、全社を挙げた生産性向上活動や高付加価値製品の積極的な製造・拡販、為替が想定よりも円安で推移していることが利益を押し上げるとしている。

■ドリコム <3793>  1,334円  +57 円 (+4.5%)  本日終値
 23日、ドリコム <3793> [東証M]が18年3月期上期(4-9月)の連結経常損益を従来予想の5000万円の赤字→5800万円の黒字に上方修正し、一転して黒字に浮上する見通しとなったことが買い材料視された。利益率の高い既存IPゲームアプリの課金収入が伸びたうえ、新規ゲームの開発進捗に伴う売上を計上したことも業績を押し上げた。広告宣伝費を運用状況にあわせて調整したことも黒字浮上に貢献した。なお、通期の業績見通しは引き続き開示しなかった。

■ペッパーフードサービス <3053>  5,980円  +240 円 (+4.2%)  本日終値
 ペッパーフードサービス<3053>が5連騰で上場来高値更新、未踏の6000円大台乗せを果たした。10月4日に5970円で最高値をつけてからは調整を強いられ、最大で約1500円近い下げをみせたが、売り物をこなし切り前週後半から一気に浮上してきた。立食いスタイルなどで顧客回転率を上げた「いきなり!ステーキ」が当たり、積極的な新規出店と相まって同社の売り上げ拡大に大きく貢献している。時価総額は9カ月間で10倍化、その上昇スピードが耳目を驚かせたが、現時点で吉野家ホールディングス<9861>の時価総額にほぼ並んでいる。

■GMOインターネット <9449>  1,687円  +65 円 (+4.0%)  本日終値
 23日、GMOインターネット <9449> が発行済み株式数の0.73%にあたる84万7790株の自社株を消却すると発表したことが買い材料視された。需給改善や株式価値の向上といった株主還元が好感されたほか、株価浮揚策としてもポジティブに受け止められた。消却予定日は10月30日。

■横河ブHD <5911>  2,193円  +77 円 (+3.6%)  本日終値
 横河ブリッジホールディングス<5911>が大幅高で年初来高値を更新。23日の取引終了後、集計中の第2四半期累計(4~9月)連結業績について、営業利益が従来予想の40億円から53億3000万円(前年同期比55.6%増)へ、純利益を26億5000万円から35億4000万円(前年同期4億6400万円の赤字)へ上振れたようだと発表しており、これが好感された。大型工事の工程のずれ込みなどで売上高は650億円から581億円(同9.7%増)へ下振れたものの、一部案件の損益改善などが寄与し、利益面は当初予想を上回ったとしている。

■SUMCO <3436>  2,239円  +75 円 (+3.5%)  本日終値
 SUMCO<3436>が4連騰、半導体関連株人気の象徴として東京エレクトロン<8035>とともに上値追い態勢を強めている。SUMCOは大口径シリコンウエハーでは信越化学工業<4063>と双璧、高水準の半導体需要を収益に反映させている。前日まで日経平均は過去最高となる15連騰を記録しているが、この間に日経225種採用銘柄のなかで最も上昇率が大きかった銘柄としても注目を集めている。

■鉄建 <1815>  3,715円  +120 円 (+3.3%)  本日終値
 鉄建<1815>が後場急伸し年初来高値を更新。午後2時ごろ、集計中の第2四半期累計(4~9月)連結業績について、売上高が従来予想の705億円から736億円(前年同期比5.2%増)へ、営業利益が18億円から35億7000万円(同30.1%増)へ、最終利益が11億円から25億5000万円(同37.1%増)へ上振れたようだと発表しており、これを好感した買いが入った。土木手ち持工事の施工高が予想を上回ったことに加えて、土木工事および建築工事の利益率が向上したことが寄与した。また、営業外収支が改善したことも最終利益の押し上げに貢献した。

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