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【材料】ヒューマン・メタボが後場カイ気配、東洋紡とうつ病関連バイオマーカー用酵素の量産技術を確立

HMT <日足> 「株探」多機能チャートより
 ヒューマン・メタボローム・テクノロジーズ<6090>が後場カイ気配スタートとなっている。前引け後に、東洋紡<3101>との共同研究で、うつ病関連バイオマーカーの測定に使用される酵素の量産技術を確立したと発表しており、これを好材料視した買いが入っている。

 ヒューマン・メタボなどの研究によって、血液中のリン酸エタノールアミン(PEA)の濃度がうつ病の病状に応じて変動することが判明し、うつ病診断を支援するバイオマーカーとしての有用性が示唆されているが、これまで血液中のPEA濃度を測定するには、特定の分析機器が必要だった。そこでヒューマン・メタボは汎用の分析機器でも測定できる、酵素を利用した研究用試薬キットの開発を進めており、今回、同キットで使用される酵素の量産技術を確立したという。

 東洋紡は今後、ヒューマン・メタボが販売する研究用試薬キット向けに継続的に酵素を提供していくとともに、次のステップとなるうつ病の体外診断用医薬品開発の支援も行うという。またヒューマン・メタボは、18年度中に幅広い研究機関へ同キットを販売するために製造販売体制の構築を進め、うつ病の診断に新たな可能性を広げることを目指すとしている。

出所:みんなの株式(minkabu PRESS)

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