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【市況】NY株式:ダウ160ドル高、連日の最高値更新

NASDAQ <日足> 「株探」多機能チャートより

18日の米国株式相場は上昇。ダウ平均は160.16ドル高の23157.60、ナスダックは0.56ポイント高の6624.22で取引を終了した。米主要株価が最高値を更新したほか、欧州株が全面高となるなど投資家心理が改善しており、買いが先行。昨日に好決算を発表したIBM(IBM)や長期金利の上昇を背景とした金融株への選好が目立ち、堅調推移となった。地区連銀経済報告(ベージュブック)では、複数のハリケーンで米南部が混乱に陥ったものの、景気が拡大したとの認識が示された。一方で、物価上昇圧力は限られた。セクター別では、商業・専門サービスや各種金融が上昇する一方でエネルギーや電気通信サービスが下落した。

半導体メーカーのラムリサーチ(LRCX)は決算内容が好感され、上昇。アクションカメラのゴープロ(GPRO)は一部アナリストによる投資判断引き上げを受け、堅調推移。長期金利の上昇で、シティ・グループ(C)、ゴールドマンサックス(GS)、モルガン・スタンレー(MS)などの金融関連株に買いが広がった。一方で、ファストフードのチポトレ・メキシカン・グリル(CMG)は一部アナリストによる投資判断引き下げを受け、下落した。

クレジットカードのアメリカン・エキスプレス(AXP)はマーケット終了後に7-9月期決算を発表し、売上高、一株利益ともに予想を上振れた。時間外取引で上昇したものの、CEOの辞任が報じられると、上げ幅を縮小し小動きとなった。



Horiko Capital Management LLC

《TM》

 提供:フィスコ

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