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【市況】明日の株式相場見通し=12日続伸で目標達成感から売り優勢に、中小型株の弱さ目立つ

日経平均 <日足> 「株探」多機能チャートより
 あす(19日)の東京株式市場は、きょうまで日経平均株価が12日続伸となったことで、“目先的な目標達成”の心理も働いて利益確定売りが優勢となりそうだ。12日続伸は、2015年5月15日~6月1日に並ぶ2年4カ月ぶりの連騰記録となった。

 市場関係者からは「ここ数日、取引時間中に一時前日比でマイナス圏に転じる場面があっても、結局プラス圏に浮上して引けるパターンが続いている。ただ、きょうの東証1部の値上がり銘柄数は717と、値下がり銘柄数の1226を大きく下回っている。また、東証1部の中型株指数・同小型株指数、東証2部指数、マザーズ指数、ジャスダック平均のいずれの指数も、前日比マイナスで引けている。ある程度の日柄調整は覚悟しておいた方がよさそうだ」との見方が出ていた。

 18日の東京株式市場は朝方に高く始まった後、日経平均株価は前日比プラス圏とマイナス圏を往来したが、終盤に買いが厚くなり12連騰。日経平均株価終値は、前日比26円93銭高の2万1363円05銭と12日続伸した。

 日程面では、9月の貿易統計、9月の工作機械受注に注目。海外では、欧州連合(EU)首脳会議(20日まで)、中国7~9月期のGDP、中国9月の鉱工業生産・小売売上高・都市部固定資産投資、米10月のフィラデルフィア連銀製造業景況指数、米9月のCB景気先行指数が焦点となる。(冨田康夫)

出所:みんなの株式(minkabu PRESS)

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