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【注目】前日に「売られた株!」総ザライ ―本日への影響は?―

Gunosy <日足> 「株探」多機能チャートより

■Gunosy <6047>  2,910円 (-160円、-5.2%)

 Gunosy <6047> [東証M]が4日続落。下値のサポートラインとなっていた3000円を割り込み、売りが加速。同社が13日に発表した第1四半期(6-8月)の連結経常利益は前年同期比70.5%増の4億1600万円と好調だった。ただ、市場予想の4億円台後半には達しなかったことから株価は売り込まれる展開となった。日経平均株価の上昇が続くなか、中小型株を売り大型株を買う動きも強まっており、同社株にも利益確定売りが出たようだ。

■神戸鋼 <5406>  827円 (-26円、-3.1%)

 神戸製鋼所 <5406> が3日ぶりに反落。同社は17日の取引終了後、同社の米子会社が米国顧客向けに販売した品質データを改ざんした製品に関する書類を、米司法当局に提出するよう求められたと発表した。同社株は17日まで株価急落後のリバウンド狙いの買いが流入していたが、18日は今後、米司法省が本格的な捜査に乗り出す可能性が出てきたことを懸念する売りが膨らんだ。

■JPHD <2749>  393円 (-9円、-2.2%)

 JPホールディングス <2749> が4日続落。17日の取引終了後、11月22日に臨時株主総会を開き、創業者で大株主の山口洋元社長による株主提案には全て反対するとの方針を発表しており、経営をめぐる創業者と現経営陣の対立を嫌気した売りが出たようだ。山口元社長は関係先を合わせて10月5日時点でJPHDの発行済み株数の35.16%を保有している。今回の臨時株主総会は山口元社長の請求に基づき開催されるもので、取締役1人の解任などの株主提案が行われている。

■三菱自 <7211>  898円 (-12円、-1.3%)

 三菱自動車 <7211> が小幅反落。同社は18日、2020年3月期を最終年度とする新たな3ヵ年の中期経営計画を発表した。それによると、効率化を進めながら商品ラインアップの刷新と重要市場での成長を図り、最終年度の年間販売台数目標を130万台(17年3月期は92万6000台)、売上高目標を2兆5000億円(同1兆9066億円)とそれぞれ30%以上増の水準に引き上げる。また、20年3月期の営業利益率も17年3月期の0.3%から6%以上とするのに加え、3年間での設備投資と研究開発費として合計6000億円を投じるとしている。

■サンケン電気 <6707>  593円 (-6円、-1.0%)

 サンケン電気 <6707> が続落。17日の取引終了後、第2四半期決算で、特別早期退職プログラムの実施に伴う事業構造改革費用16億8000万円を特別損失として計上すると発表しており、業績下振れを警戒した売りが出たようだ。なお、第2四半期および18年3月期通期業績予想については、同件を含む構造改革に伴う影響を織り込んだうえで集計が完了次第、修正内容を公表するとしている。

※18日の下落率が大きかった銘柄を株価変動要因となった材料とともに抜粋。

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