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【市況】米国株見通し:金融株など買い見込まれるが、週末要因で利食い売りも

NASDAQ <日足> 「株探」多機能チャートより

S&P500先物 2549.00(-1.00) (20:00現在)
ナスダック100先物 6069.75(+4.00) (20:00現在)

20:00時点のグローベックスの米株先物はS&P500先物、ナスダック100先物はまちまちに推移している。また、NYダウは10ドル安程度で推移。欧州市場は小幅であるが高安まちまちで推移している。原油先物相場は小幅に下落して推移。これらの流れを受けて、米株式市場はやや利食い先行の展開から始まろう。

5日の米株式市場は、週間新規失業保険申請件数が予想より減少したほか、堅調な8月製造業受注、貿易赤字の縮小が好感され買いが先行。下院で18年度の予算案が可決されると、税制改革案に関する審議が進むとの期待から上げ幅をやや拡大し、終日堅調推移となった。

市場の関心は雇用統計となろうが、米経済への楽観や税制改革審議の前進期待から、大きく予想を下振れない限りは大きな影響はないだろう。好調な米経済指標や米金融当局者のタカ派発言を背景に、年内の追加利上げは織り込む格好で金融株へ買いが向かいやすい。また、税制改革への期待から恩恵を受けるとされるハイテク株への見直しも意識され、底堅い相場展開が期待される。一方で、北朝鮮情勢への警戒や欧州の政治不安等もくすぶっており、週末要因から利食いは出やすいだろう。

《KK》

 提供:フィスコ

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