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【市況】明日の株式相場見通し=利益確定売りで一服商状、海外投資家の動向を注視

日経平均 <日足> 「株探」多機能チャートより
 あす(4日)の東京株式市場は、きょうの大幅高の反動もあり、日経平均株価は一服商状となりそうだ。株価水準が2万600円台とやや過熱感を伴う水準に上昇しており、利益確定売りの出やすい地合いが想定される。

 きょうの大幅高の背景について市場関係者からは「ポジティブと判断できる要因が3つ重なったうえに、海外投資家の買い観測も浮上して上昇が加速した。1つ目は、予想を上回る好調な経済指標の発表が相次いだことで、前日の米株式市場で主要3指数が揃って過去最高値を更新したこと。2つ目は、外国為替市場で1ドル=113円前半まで円安・ドル高が進行した。3つ目は、民進党のリベラル系議員が新党“立憲民主党”を立ち上げたことで、野党結集が後退し、結果的に総選挙で与党有利に作用するのではとの受け止めが広がったこと」との見方が出ていた。

 3日の東京株式市場は、米株高や外国為替市場での円安・ドル高進行などを追い風に、リスクを取る動きが強まった。日経平均株価は2万600円台で着地し、約2年1カ月ぶりの高値をつけた。終値は、前日比213円29銭高の2万614円07銭と大幅続伸した。

 日程面では、2日時点の給油所の石油製品価格、「投資の日」に注目。海外では、米9月のADP雇用統計、米9月のISM非製造業景況指数、ノーベル化学賞が焦点となる。(冨田康夫)

出所:みんなの株式(minkabu PRESS)

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