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【市況】22日の株式相場見通し=週末控えで利益確定売り優勢に

日経平均 <日足> 「株探」多機能チャートより
 22日の東京株式市場は、週末を控えるなか、日経平均株価が短期間に急上昇したことによる高値警戒感から、利益確定売りが優勢となりそうだ。日経平均は、8日につけた安値1万9239円から、わずか2週間足らずの21日には1200円超える上昇幅となり、高値警戒感が強まっている。22日早朝の東京外国為替市場では、1ドル=112円40銭台での推移となっている。

 21日の米株式市場では、NYダウ平均株価が前日比53.36ドル安の2万2359.23ドルと10日ぶりに反落した。前日の米連邦公開市場委員会(FOMC)を受け、市場で年内の利上げ観測が広がり、このところ買われてきたハイテク銘柄を中心に利益確定の売りが優勢となった。また、日米などで22日に発売される腕時計型端末「アップルウオッチ」の新製品の一部に、通信接続の不具合があると伝えられたことでアップル株が売られた。ナスダック総合株価指数は、前日比33.351ポイント安の6422.693と続落した。

 日程面では、機械学習技術などを利用したアルゴリズムの開発およびライセンス提供を手掛けるPKSHA Technology<3993>が東証マザーズに新規上場する。

 このほかに、7月の毎月勤労統計(確報)、国内携帯電話大手3社による米アップルの「iPhone8」など新型iPhoneの発売に注目。海外では、メイ英首相によるEUからの離脱方針についての演説が焦点となる。(冨田康夫)

出所:みんなの株式(minkabu PRESS)

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