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【材料】注目銘柄ダイジェスト(前場):ソフトバンクG、ファーストリテ、ソニーなど

パイオニア <日足> 「株探」多機能チャートより

パイオニア<6773>:215円(+9円)
大幅続伸。欧州のデジタル地図大手ヒアと資本提携すると発表している。ヒアは欧米のカーナビ用地図でシェア8割を誇る大手企業、自動運転向けの高精度地図を両社で共通化して世界の自動車メーカーに売り込む計画。すでに両社は業務提携を発表済みであったが、資本提携に発展させることによる提携力の強化が想定される格好。自動運転車関連としての位置づけがより高まる展開を期待する動きに。


ソフトバンクG<9984>:9218円(+314円)
大幅続伸。スプリントとTモバイルUSが合併に向けて前向きに交渉していると米メディアが報じている。これを受けて両社の株価が急騰、スプリントは7%弱の上昇となっている。同社にとっても、米通信事業の展開に対する期待感が再燃する格好のようだ。また、クレディ・スイス証券はアリババの株価上昇に伴い、目標株価を13000円まで引き上げているもようだ。


セガサミーHD<6460>:1456円(-51円)
大幅反落。政府がカジノを中心とする統合型リゾート施設(IR)の実施法案の提出を、来年の通常国会に先送りする公算となったことが分かったと伝わっている。安倍首相が衆院解散の意向を固めたためで、臨時国会への提出は難しくなったもよう。カジノ実現への期待も高まりかけていただけに、再度の不透明感の高まりが同社などの関連銘柄にとっては失望売りにつながる状況となっている。


ソニー<6758>:4220円(-74円)
反落。クレディ・スイス証券が投資判断を「アウトパフォーム」から「ニュートラル」に格下げしていることが売り材料に。目標株価は4700円据え置きのもよう。今後は、今期の業績好調よりも来期業績の利益足踏みが意識されると予想している。好調な四半期決算などで短期的な株価回復の可能性はあるが、19年3月期業績を上積みできる要因が見え難いとの見方。中計目標も保守的なものになる可能性があると。


ファーストリテ<9983>:33060円(+260円)
続伸。みずほ証券が投資判断を「中立」から「買い」に格上げ、目標株価も35000円から40000円に引き上げている。中国や東南アジア地域を中心に海外ユニクロ事業が好調を維持しているほか、GUも復調が見込まれると指摘。「情報製造小売業」としてのネットワーク構築や「有明プロジェクト」によるサプライチェーン改革が中期的に収益に貢献する可能性も踏まえると、株価は割安との判断のようだ。

《DM》

 提供:フィスコ

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