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【市況】東京株式(大引け)=89円高、米株最高値と円安背景に3日続伸

日経平均 <日足> 「株探」多機能チャートより
 13日の東京株式市場は朝方から広範囲に買い優勢の展開となり、日経平均株価は終始1万9800円台で売り物を吸収して頑強な展開をみせた。

 大引けの日経平均株価は前日比89円20銭高の1万9865円82銭と3日続伸。東証1部の売買高概算は16億511万株、売買代金概算は2兆498億1000万円。値上がり銘柄数は1314、対して値下がり銘柄数は594、変わらずは118銘柄だった。

 きょうの東京市場は上値を買い進む動きが継続した。前日の米国株市場ではNYダウ、ナスダック指数とも過去最高値を更新、為替も1ドル=110円台のドル高・円安が進行と外部環境はリスク選好ムードを後押ししている。円安で輸出採算改善が見込める自動車などの輸出セクターに買いが先行したほか、証券、銀行など金融関連株が高く全体相場を支えた。日経平均株価は前日までの2日間で500円強の上昇をみせていただけに、利益確定の動きも出て上値は重かったが、売り急ぐ動きはみられず高値圏の狭いレンジで売り物をこなした。売買代金は減少傾向ながら、活況の目安とされる2兆円台をかろうじてキープしている。

 個別では、三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>などメガバンクが堅調、パナソニック<6752>が物色人気を集め、日本電産<6594>も値を飛ばした。リクルートホールディングス<6098>、信越化学工業<4063>も高い。日清紡ホールディングス<3105>、日本無線<6751>、カーリットホールディングス<4275>がストップ高に買われ、チタン工業<4098>も大商いで値を飛ばしている。

 半面、ソニー<6758>、村田製作所<6981>が冴えず、九州電力<9508>、日本冶金工業<5480>、東邦亜鉛<5707>などが売られた。ザッパラス<3770>が急落したほか、ゲンキー<2772>、神戸物産<3038>が大幅安、安永<7271>も利食われた。ペッパーフードサービス<3053>が値を下げ、コカ・コーラボトラーズジャパン<2579>なども下落した。

出所:みんなの株式(minkabu PRESS)

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