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【特集】ビジョン Research Memo(9):株主還元は自社株買いや企業価値向上により報いる方針

ビジョン <日足> 「株探」多機能チャートより

 

■株主還元策

株主に対する利益還元は経営の重要課題であると認識しているが、足元はビジネスの成長期であることから財務体質の強化と事業拡大のための投資を優先し、更なる企業価値の向上を目指すことが株主に対する最大の利益還元につながると考えている。このため、配当に関しては無配を継続し、当面は業績拡大に伴う株価上昇や自己株式取得に伴う1株当たり株主価値の向上により株主に報いていく方針を示している。

ビジョン<9416>は株式の流動性を高め、投資しやすい環境を整えるとともに投資家増の拡大を図ることを目的に、2017年6月末に1:2の株式分割を実施している。また、同年8月には資本効率の向上により更なる企業価値向上を図ることを目的に自己株式取得も発表している。取得期間は2018年8月16日までで、取得株数の上限は21.7万株(発行済株数の1.3%)、取得金額の上限は5億円としている。

また、株主優待制度も導入している。具体的な内容は、毎年6月末、12月末の株主に対して保有株数に応じて、海外用WiFiルーターレンタルサービス「グローバルWiFi」の利用券を贈呈すると言うもの。また、「ili」についても500円/日※で利用可能としている。

※現在、「グローバルWiFi」サービス利用のユーザーにはオプション料金として「ili」を500円/日で提供しているが、「ili」単独利用の場合は1,000円/日となっている。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)

《HN》

 提供:フィスコ

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