【材料】<動意株・8日>(前引け)=アカツキ、菊水電子、タツタ電線
アカツキ <日足> 「株探」多機能チャートより
菊水電子工業<6912>=大幅高で3連騰。同社は電子計測器および電源機器を製造、耐電圧試験器や直流安定化電源で実績を持っている。自動運転分野や電気自動車(EV)向けに耐電圧試験器の需要が旺盛なほか、リチウムイオン電池の評価試験では充放電システムコントローラーを手掛けるなど、同関連銘柄としてマーケットの注目を集めている。依然としてPBR0.7倍台で株価指標面からも割安感がある。
タツタ電線<5809>=5日ぶり反発。日本では欧米と比べ電線の地中化で大きく出遅れており、景観や防災面からインフラ整備の重要課題として政府は積極的に取り組む構えをみせている。また、東京では2020年の東京五輪開催を控えていることもあり、小池都知事の肝いりで今後無電柱化が推進されていく公算が大きい。その際に電線も従来品から高付加価値品への代替が見込まれ、電線メーカーには追い風が強まる。そのほか、同社は電磁波シールドを手掛けていることで、電磁パルス(EMP)攻撃に対する有事関連としての切り口も注目されている。
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出所:みんなの株式(minkabu PRESS)