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【市況】東京株式(大引け)=50円高、米株急伸も円高受け伸び悩む

日経平均 <日足> 「株探」多機能チャートより
 23日の東京株式市場はリスクオフの巻き戻しが入り日経平均は反発に転じた。しかし、上値では戻り売りも厚く買い一巡後は伸び悩んだ。

 大引けの日経平均株価は前日比50円80銭高の1万9434円64銭と6日ぶり反発。東証1部の売買高概算は14億5332万株、売買代金概算は1兆9037億9000万円。値上がり銘柄数は1044、対して値下がり銘柄数は842、変わらずは137銘柄だった。

 きょうの東京市場は、買い戻しの流れが優勢となった。前日の米国株市場でNYダウが196ドル高と大幅続伸、ナスダック指数も高かったことで主力株中心に広範囲に買いが入った。朝方は外国為替市場でも1ドル=109円台後半と円安方向に振れ、これも投資家心理改善につながった。しかし、24~26日のジャクソンホール会合を前に、この結果を見極めたいとの思惑やトランプ政権の先行き不透明感などが重荷となり、上値も重い。日経平均はほぼ寄り付き天井となる形で、上げ幅を縮小、後場はいったん買い直される場面もあったが、円高方向に振れるドル円相場を横目に引けにかけて伸び悩んだ。売買代金は前日よりは膨らんだものの活況の目安とされる2兆円台には届かなかった。

 個別では、キーエンス<6861>が高水準の売買代金をこなし大幅高、SMC<6273>も物色人気となった。ソフトバンクグループ<9984>が堅調、ニトリホールディングス<9843>も大きく買われた。ネオス<3627>、ジーンズメイト<7448>がストップ高となり、TAC<4319>も大幅高となった。愛眼<9854>、ノーリツ鋼機<7744>なども値を飛ばした。三井ハイテック<6966>も大幅上昇した。

 半面、任天堂<7974>、安川電機<6506>がやや売り物に押され、ペッパーフードサービス<3053>は大きく利食われた。日本ペイントホールディングス<4612>、サニックス<4651>、新日本電工<5563>の下げも目立つ。安永<7271>、新日本理化<4406>も値を下げた。ティラド<7236>、兼松<8020>、石川製作所<6208>なども安い。

出所:みんなの株式(minkabu PRESS)

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