【市況】来週の株式相場見通し=北朝鮮リスクで上値重い、お盆休みで市場エネルギー不足
日経平均 <日足> 「株探」多機能チャートより
市場関係者からは「きょうは、好決算を発表した銘柄を一時的に買い進んでも短時間で売り物に押されるケースが目立ち、個別物色意欲の後退傾向が際立った。これは、北朝鮮を巡るリスクを抱えるなかでの3連休を前に、投資家心理が弱気に傾いているためだろう。ただ、一方で日経平均株価採用銘柄の予想PERは14倍台を割り込む低水準となっており、自律反発の素地は整っている。14日発表の4~6月期GDP速報値の内容が良好であれば、買いのきっかけとなる可能性はある」との見方が出てきた。
日程面では、4~6月期のGDP速報値(14日)、7月の首都圏マンション発売(15日)、7月の訪日外国人客数(16日)、7月の貿易統計(17日)に注目。海外では、中国7月の鉱工業生産・小売売上高・都市部固定資産投資(14日)、米7月の小売売上高(15日)、FOMC議事録(7月25・26日開催分)、米7月の住宅着工件数(16日)、米7月の鉱工業生産・設備稼働率、米7月のCB景気先行総合指数(17日)が焦点となる。(冨田康夫)
出所:みんなの株式(minkabu PRESS)