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【特集】Fブラザーズ Research Memo(4):2017年11月期第2四半期は、各段階の利益において前年同期を上回る

Fブラザーズ <日足> 「株探」多機能チャートより

■業績動向

1. 2017年11月期第2四半期業績(連結)の概況
ファーストブラザーズ<3454>の2017年11月期第2四半期連結決算は、売上高10,067百万円(前年同期19.1%増)、売上総利益2,453百万円(同0.8%増)、営業利益1,814百万円(同5.0%増)、経常利益1,667百万円(同8.4%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益1,096百万円(同28.6%増)。良好な金融環境を背景に不動産投資市場の活況が続くなか、自己勘定投資案件の取得及び物件売却を進めた結果、前年同期を上回り増収増益となった。

売上総利益で増益となったのは、ポートフォリオの入替に伴う賃貸不動産の売却益の貢献が大きい。営業利益の増加は、販管費が前年同期比9.5%減の639百万円に減少した影響が大きく、主な要因としては、2016年11月期第2四半期に計上した投資回収不可に伴う引当金が今期は発生しなかったことがある。親会社株主に帰属する四半期純利益の増益幅が大きかったのは、配当を開始することに伴い同族企業の留保金課税の負担が軽減されたことや法人税率の低下が要因である。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 角田 秀夫)

《HN》

 提供:フィスコ

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