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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(2):藤森工業、アルバック、森永

藤森工業 <日足> 「株探」多機能チャートより
■藤森工業 <7917>  3,635円  +310 円 (+9.3%)  本日終値
 樹脂包装材大手の藤森工業 <7917> が急反騰し、年初来高値を更新した。9日に発表した18年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益が前年同期比49.6%増の24.2億円に拡大して着地したことが買い材料視された。首都圏再開発物件などの煙突工事や空調用配管の売上が好調だった建築資材事業の収益が拡大したことが寄与。インドネシア医薬包装材メーカーの買収効果や偏光板用保護フィルムの販売増加なども収益を押し上げた。通期計画の79億円に対する進捗率は30.7%に達しており、好調なスタートを切ったことが好感されたようだ。

■アルバック <6728>  6,060円  +490 円 (+8.8%)  本日終値
 アルバック <6728> が急反発。同社は9日に決算を発表。17年6月期の連結経常利益は前の期比61.7%増の297億円に拡大して着地。続く18年6月期も前期比4.3%増の310億円に伸び、3期連続で過去最高益を更新する見通しとなったことが買い材料視された。今期も活況な市況を追い風にスマートフォン向け有機EL蒸着装置や大型テレビ向け液晶ディスプレー製造装置の販売が伸びる計画だ。業績好調に伴い、前期の年間配当を45円→50円(前の期は30円)に増額し、今期も前期比10円増の60円に増配する方針としたことも買いに拍車を掛けた。

■澁谷工業 <6340>  3,920円  +305 円 (+8.4%)  本日終値
 9日に決算を発表。「今期経常は1%増で3期連続最高益、前期配当を5円増額・今期は5円増配へ」が好感された。澁谷工業 <6340> が8月9日大引け後(15:00)に決算を発表。17年6月期の連結経常利益は前の期比48.7%増の90.7億円に拡大し、18年6月期も前期比1.3%増の92億円に伸びを見込み、3期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。9期連続増収、3期連続増益になる。同時に、前期の年間配当を30円→35円(前の期は20円)に増額し、今期も前期比5円増の40円に増配する方針とした。
  ⇒⇒澁谷工業の詳しい業績推移表を見る

■パイロット <7846>  5,130円  +395 円 (+8.3%)  本日終値
 パイロットコーポレーション<7846>が急反発、年初来高値を更新した。9日に17年12月通期業績予想の増額修正と増配を公表したことが好感された。17年12月期の連結業績予想は、営業利益を180億円から190億円(前期比9.6%減)へ、最終利益を125億円から145億円(同0.3%増)へ増額修正した。消せるボールペン「フリクション」シリーズやノック式ゲルインキボールペン「G-2」、油性ボールペン「アクロボール」をはじめとする高付加価値製品の販売が世界各国で好調に推移していることが利益を押し上げている。また、期末配当は特別配当5円を実施し18円50銭(記念配当含む)とし従来予想に比べ5円増とすることも明らかにした。年間配当は32円(前期比10円増)となる。

■森永製菓 <2201>  6,800円  +510 円 (+8.1%)  本日終値
 森永製菓<2201>が大幅反発。9日の取引終了後、18年3月期の連結業績予想について、売上高を2050億円から2075億円(前期比4.0%増)へ、営業利益を180億円から193億円(同9.6%増)へ、純利益を126億円から134億円(同20.5%増)へ上方修正したことが好感されている。第1四半期において、主力の食料品製造事業が好調であったことや、売上原価率の改善で大幅な増益となったことが要因としている。同時に発表した第1四半期(4~6月)決算は、売上高520億6200万円(前年同期比9.3%増)、営業利益61億500万円(同16.1%増)、最終利益43億4300万円(同14.1%増)だった。今年発売50周年を迎えた「チョコボール」の定番品が好調に推移に推移したほか、「ハイチュウ」「おっとっと」「森永ココア」などが伸長。また、健康部門の主力ブランドである「inゼリー」が前年同期を大きく上回ったことも貢献した。

■ニチイ学館 <9792>  1,237円  +78 円 (+6.7%)  本日終値
 9日に決算を発表。「4-6月期(1Q)経常は黒字浮上で着地」が好感された。ニチイ学館 <9792> が8月9日大引け後(15:00)に決算を発表。18年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常損益は5.6億円の黒字(前年同期は12.5億円の赤字)に浮上し、4-9月期(上期)計画の11億円に対する進捗率は50.9%となり、5年平均の49.0%とほぼ同水準だった。
  ⇒⇒ニチイ学館の詳しい業績推移表を見る

■ミズノ <8022>  689円  +43 円 (+6.7%)  本日終値
 9日に決算を発表。「4-6月期(1Q)経常は黒字浮上で着地」が好感された。ミズノ <8022> が8月9日大引け後(15:00)に決算を発表。18年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常損益は16.4億円の黒字(前年同期は3.7億円の赤字)に浮上し、4-9月期(上期)計画の20億円に対する進捗率は82.2%となり、5年平均の83.1%とほぼ同水準だった。
  ⇒⇒ミズノの詳しい業績推移表を見る

■じげん <3679>  1,689円  +98 円 (+6.2%)  本日終値
 9日に決算を発表。「4-6月期(1Q)税引き前は62%増益で着地」が好感された。じげん <3679> [東証M] が8月9日大引け後(15:00)に決算(国際会計基準=IFRS)を発表。18年3月期第1四半期(4-6月)の連結税引き前利益は前年同期比61.7%増の8.4億円に拡大した。
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■太平洋セメント <5233>  428円  +24 円 (+5.9%)  本日終値
 9日に決算を発表。「4-6月期(1Q)経常は60%増益で着地」が好感された。太平洋セメント <5233> が8月9日大引け後(15:00)に決算を発表。18年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期比60.5%増の87.5億円に拡大し、4-9月期(上期)計画の220億円に対する進捗率は5年平均の34.2%を上回る39.8%に達した。
  ⇒⇒太平洋セメントの詳しい業績推移表を見る

■大日本印刷 <7912>  1,302円  +70 円 (+5.7%)  本日終値
 9日に決算を発表。「4-6月期(1Q)経常は32%増益で着地」が好感された。大日本印刷 <7912> が8月9日大引け後(15:00)に決算を発表。18年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期比32.0%増の118億円に拡大し、通期計画の400億円に対する進捗率は29.5%に達し、5年平均の23.4%も上回った。
  ⇒⇒大日本印刷の詳しい業績推移表を見る

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