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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(1):正栄食、安藤ハザマ、リミックス

正栄食 <日足> 「株探」多機能チャートより
■正栄食品工業 <8079>  4,340円  +540 円 (+14.2%)  本日終値
 21日、東証が正栄食品工業 <8079> [東証2]を28日付で市場1部に指定替えすると発表したことが買い材料。発表を受けて、TOPIX連動型ファンドの組み入れ需要を見越した先回り的な買いに加え、知名度の高まりや株式流動性の向上を期待する買いが向かった。

■安藤・間 <1719>  773円  +57 円 (+8.0%)  本日終値  東証1部 上昇率6位
 安藤ハザマ<1719>が3連騰。国、東京都、首都高速道路(東京都千代田区)は21日、共同で日本橋周辺のまちづくりと連携して首都高の地下化に向けて取り組み、線形や構造、対象区間などの計画案について検討すると発表しており、首都高の建設やトンネル工事で実績の多い同社に思惑的な買いが入ったようだ。14年に同区間を含めた首都高の大規模更新計画が策定されたほか、16年には日本橋周辺で検討が進むまちづくりの取り組みが、国家戦略特区の都市再生プロジェクトに追加されたことなどを受けて計画が進められる。また、中央区からも国や都に対して、首都高の地下化への申し入れがされるなど地元の機運も高まっており、行政が足並みをそろえて日本橋の首都高地下化を推進することになる。

■リミックスポイント <3825>  1,158円  +71 円 (+6.5%)  本日終値
 リミックスポイント<3825>やフィスコ<3807>が急伸。ビットコインの規格が8月1日に向け分裂することが懸念されていたが、前週末に事態は好転し分裂は回避される方向となったとの見方が出ている。ビットコインの情報サイト、コインデスクによるとビットコインのドル建て価格は、20日に一時1ビットコイン=2948ドルまで上昇し今月11日につけた3025ドルの最高値に接近。その後も高値圏で底堅い動きが続いている。これを受け、REMIXなどビットコイン関連株には見直し買いが流入した。

■gumi <3903>  1,502円  +82 円 (+5.8%)  本日終値
 gumi<3903>が続伸。同社は21日、7月18日に事前登録を開始したスマートフォン向けゲームアプリ「セレンシアサーガ:ドラゴンネスト(セレサガ)」の事前登録者数が5万人を突破したと発表。また、同日には、ギークス(東京都渋谷区)が制作し、gumiと国内パブリッシング契約を結んでいるゲームアプリ「カクテル王子(プリンス)」の事前登録者数が15万人を突破したことも明らかにしており、これらが買い手掛かりとなったようだ。

■ベル24HD <6183>  1,232円  +53 円 (+4.5%)  本日終値
 ベルシステム24ホールディングス<6183>は堅調で年初来高値を更新した。三菱UFJモルガン・スタンレー証券が21日付で、投資判断「オーバーウエート」を継続しつつ、目標株価を1400円から1600円へ引き上げたことが好材料視された。今期の大幅増益転換と人手不足を追い風にした売り上げ拡大による利益成長が期待できると指摘。また、18年2月期営業利益予想を、価格適正化による収益性改善や旧BBコールの寄与で95億円から98億円(会社計画93億円)に引き上げたほか、19年2月期予想も同103億円から112億円へ引き上げている。

■コクヨ <7984>  1,555円  +61 円 (+4.1%)  本日終値
 コクヨ<7984>は後場終盤になって上げ幅を拡大。午後2時ごろ、17年12月期の連結業績予想について、営業利益を160億円から168億円(前期比8.8%増)へ、純利益を125億円から139億円(同14.1%増)へ上方修正したことが好感された。ステーショナリー事業やファニチャー関連事業の見通しを引き下げたことで、売上高は3160億円から3128億円(前期比1.7%増)へ下方修正したが、通販・小売関連事業が好調に推移していることや、商品ミックスの改善やコストダウンの推進などでが寄与し、利益面は従来計画を上回る見通し。また、業績予想の修正に伴い、従来、中間12円、期末12円50銭を予定していた配当計画について、中間・期末各13円50銭の年27円(従来予想24円50銭)にするとあわせて発表しており、これも好材料視されているようだ。前期実績の22円に対しては5円の増配となる予定だ。なお、同時に発表した第2四半期累計(1~6月)決算は、売上高1658億1800万円(前年同期比0.2%増)、営業利益128億3000万円(同4.4%増)、純利益109億8300万円(同32.7%増)だった。

■ブロッコリー <2706>  1,092円  +37 円 (+3.5%)  本日終値
 ブロッコリー<2706>とKLab<3656>がともに続伸。21日、両社が共同開発し、今夏に配信を予定しいるスマートフォン向けリズムアクションゲーム「うたの☆プリンスさまっ♪ Shining Live」の事前登録者数が100万人を突破したと発表しており、これを好感した買いが入った。公式ツイッターアカウントとLINE公式アカウントでの事前登録者数が合計で100万人を突破したという。なお、事前登録では、サービス開始時に「好きなアイドルを選べるUR確定チケット」やゲーム内で使用する「プリズム」をプレゼントする特典を設けており、これが人気の要因となっているようだ。

■ソラスト <6197>  1,592円  +54 円 (+3.5%)  本日終値
 ソラスト<6197>が3日続伸。21日の取引終了後に発表した6月の介護サービス利用状況で、訪問介護利用者数が前年同月比24.7%増、デイサービスが同19.4%増となり、ともに2ケタ増を維持したことが好感された。また、月末時点での入居率はグループホームが98.6%、有料老人ホームが98.7%、サービス付き高齢者向け住宅が94.0%となっており、高水準で推移していることも好材料視されたようだ。

■新日本電工 <5563>  472円  +15 円 (+3.3%)  本日終値
 新日本電工<5563>が全体悪地合いをものともせず新値追い。7月5日以降は陽線の連打で上放れを加速、きょうまでの13営業日で安かった日は1日のみという上値指向の強い足をみせている。環境保全の立場から無公害車に対するニーズが急速な高まりをみせるなか、電気自動車(EV)の普及加速に向けた思惑が、EVの動力源であるリチウムイオン電池分野へ経営資源を注ぐ企業に対する高評価につながっている。リチウムイオン電池は正極材、負極材、セパレーター、電解液の4部材が主要を占めており、新日本電工は機能材料事業で、リチウムイオン電池の正極活物質であるマンガン酸リチウムなどを手掛けており、関連有力株として頭角を現した。

■昭和電工 <4004>  3,140円  +65 円 (+2.1%)  本日終値
 昭和電工<4004>が反発。岩井コスモ証券は21日、同社株の目標株価を2300円から3650円に引き上げた。投資判断は「A」を継続した。収益改善が進む黒鉛電極とハードディスクメディアの環境好転が見込めるほか、石油化学の好調で今期業績の上振れを予想。17年12月期は連結営業利益が前期比51%増の635億円(会社予想545億円)と大幅増額修正を見込んでいる。

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