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【市況】来週の株式相場見通し=決算発表本格化で好業績銘柄に買い、日経平均株価は強含み推移に

日経平均 <日足> 「株探」多機能チャートより
 来週(24~28日)の東京株式市場は、4~6月期の決算発表が本格化するのに伴って、好業績銘柄を個別に買い進む動きが全般相場を牽引することになりそうだ。日経平均株価の想定レンジは、1万9900~2万400円とする。

 外国為替市場で、足もとの円相場が1ドル=112円前後での推移となっていることもあり、市場参加者の間には、今回の決算発表では“ガイダンスリスク”に伴う売りが限定的になるとの見方が多いようだ。一方で、日経平均株価の予想PERが14倍台前半と、依然として割安な水準にあることなどから、業績の上方修正や進捗率の高い銘柄を買い進む動きへの期待感が高まっている。

 市場関係者からは「来週は、米連邦公開市場委員会(FOMC)や、学校法人“加計学園”の獣医学部新設を巡る疑惑などに関する安倍首相が出席しての閉会中審査といった不透明要因はあるものの、好業績銘柄物色を支えとして全般強含みの推移となりそうだ」との見方が出ていた。

 日程面では、2020年東京五輪開会まで3年(24日)、6月15・16日開催の日銀金融政策決定会合議事要旨(25日)、6月の企業向けサービス価格指数(26日)、6月の失業率・有効求人倍率・家計調査・消費者物価指数。6月の商業販売統計、7月19・20日開催の日銀金融政策決定会合の「主な意見」(28日)に注目。

 海外では、米6月の中古住宅販売(24日)、FOMC(25~26日)、米7月のCB消費者信頼感指数(25日)、米6月の新築住宅販売件数、英4~6月期のGDP(26日)、米6月の耐久財受注、米6月のシカゴ連銀全米活動指数、米4~6月期のGDP(28日)が焦点となる。(冨田康夫)

出所:みんなの株式(minkabu PRESS)

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