【注目】本日注目すべき【好決算】銘柄 ラクトJ、薬王堂、フタバ (5日大引け後 発表分)
ラクトJ <日足> 「株探」多機能チャートより
5日大引け後に決算を発表した銘柄のなかから、業績好調や配当増額など市場で評価される可能性の高い銘柄を取り上げた。
ラクトJ <3139> [東証2] ★今期経常を41%増益・最高益に上方修正
◆17年11月期上期(16年12月-17年5月)の連結経常利益を従来予想の5.9億円→17.7億円に3.0倍上方修正。供給が不足している付加価値の高い乳脂肪原料を調達できたほか、輸入乳原料の販売が想定より伸びることが寄与。アジア事業における受注増加も上振れに貢献する。さらに、円安による為替差益の発生も利益を押し上げる。
上期増額分を下回る形で、通期の同利益も従来予想の14.4億円→20.2億円に40.3%上方修正。増益率が0.4%増→40.9%増に拡大し、4期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。
コシダカHD <2157> ★今期最高益予想を8%上乗せ、配当も2円増額
◆17年8月期の連結経常利益を従来予想の55.1億円→59.4億円に7.7%上方修正。増益率が17.5%増→26.5%増に拡大し、従来の15期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。女性向けフィットネスクラブ「カーブス」を中心に業績が好調に推移する中、カラオケ店の運営適正化による採算改善や新店効果などが利益を押し上げる。
併せて、創業50周年記念配当2円を実施する形で、今期の年間配当を従来計画の34円→36円に増額修正した。
薬王堂 <3385> ★3-5月期(1Q)経常は33%増益で着地
◆18年2月期第1四半期(3-5月)の経常利益(非連結)は前年同期比33.4%増の11.7億円に拡大して着地。四半期ベースでの最高益を2四半期ぶりに更新した。消費者の節約志向が続くなか、低価格品や品揃えを強化し既存店売上高が前年同期を上回ったほか、引き続き地域密着型の積極出店を進めたことが寄与し、2ケタ増収を達成した。受取補償金2.5億円が発生したことも大幅増益につながった。
川口化 <4361> ★今期経常を35%上方修正
◆17年11月期上期(16年12月-17年5月)の連結経常損益は1億7500万円の黒字(前年同期は5700万円の赤字)に浮上し、従来予想の1億1000万円の黒字を上回って着地。自動車関連業界の増産基調継続を背景に、主力のゴム薬品が好調だったうえ、樹脂薬品や中間体などの販売も大きく伸びたことが寄与した。
業績好調に伴い、通期の同利益を従来予想の1億7000万円→2億3000万円に35.3%上方修正し、増益率が2.0倍→2.7倍に拡大する見通しとなった。なお、今期業績の上方修正は4月に続き、2回目となる。
フタバ産業 <7241> ★今期最終を49%増益に上方修正
◆18年3月期の連結最終利益を従来予想の60億円→71.5億円に19.2%上方修正。増益率が24.8%増→48.8%増に拡大する見通しとなった。過年度に減損処理した保有債券が償還されたことに伴い、償還益11.4億円を計上することが上振れの要因。
三機サービス <6044> ★前期最高益予想を19%上乗せ、配当も4円増額
◆17年5月期の連結経常利益を従来予想の4.4億円→5.3億円に19.2%上方修正。増益率が25.2%増→49.3%増に拡大し、従来の2期ぶりの過去最高益予想をさらに上乗せした。大手コンビニ向けの全国一括空調保守メンテナンスを受託したことで、売上が計画を12.5%も上回ったことが利益を押し上げた。
業績上振れに伴い、期末一括配当を従来計画の16円→20円(前の期は15円)に増額修正した。
株探ニュース