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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(3):比較コム、芦森工、石川製

ひらまつ <日足> 「株探」多機能チャートより
■ひらまつ <2764>  643円  -23 円 (-3.5%)  本日終値
 3日、ひらまつ <2764> が自己株処分による870万株の売り出しと、オーバーアロットメントによる上限130万株の売り出しを実施すると発表したことが売り材料視された。売り出し株数は最大1000万株で発行済み株式総数の20.6%に相当する。売出価格は11日から14日までの期間に決定される。自己株処分による最大61億円の調達資金は新規出店に係る設備投資資金に充てる。

■東京エレクトロン <8035>  14,785円  -335 円 (-2.2%)  本日終値
 東京エレクトロン<8035>は売り買い交錯もやや売りに押される展開。6月中旬以降、東京株市場でも米国株市場での半導体関連株下落の余波が及んでいる。前日の米国株市場ではインテルやエヌビディア、ザイリンクスといった半導体関連株が総崩れとなり、NYダウが急伸する一方でナスダック指数が下落する背景となった。半導体関連銘柄で構成されるフィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)も3日続落しており、国内半導体関連株のシンボルストックである同社株にも引き続き向かい風が意識されている。ただ、株価は6月9日の年初来高値1万7000円から11%の下落をみせており、目先リバウンド狙いの押し目買いも観測される。

■比較.com <2477>  1,987円  +400 円 (+25.2%) ストップ高   本日終値
 比較.com<2477>がストップ高。同社は3日に、宿泊施設の仲介サービスを手掛ける米Airbnb(エアビーアンドビー)と業務提携に関する契約を締結したと発表し、同日に値幅制限いっぱいまで買われた流れを引き継ぐかたちとなった。前月18日に閉幕した第193回通常国会で、空き部屋や空き家を旅行者に有料で貸し出す「民泊」について定める「住宅宿泊事業法(民泊新法)」が成立したこともあり、提携によるシナジーなどが期待されているようだ。また、3日には、韓国のホールセラー旅行会社のHANATOUR JAPANが運営する宿泊予約システム「JAPANTOMARU」と「TEMAIRAZU シリーズ」との連携や、くまもとDMC(熊本市)が運営する予約サイト「熊本発 熊本再発見メディア おるとくまもと」と「TEMAIRAZU シリーズ」とのシステム連携を開始したことも明らかにしている。

■芦森工業 <3526>  460円  +80 円 (+21.1%) ストップ高   本日終値  東証1部 上昇率トップ
 芦森工業<3526>がストップ高。前日に投機資金の流入が加速しストップ高に買われたが、きょうも目先筋の売り物を吸収して上値指向が継続している。売買高も急増しており、大口資金の参戦により青空圏を走る展開。エアバッグ代替需要に対する期待感で急騰しているが、時価PERは依然として15倍台と明らかな割高水準に買われているわけではない。また、日証金では貸借倍率が0.15倍と大幅に売り長となり、4日から貸株規制が入るなど、踏み上げ相場の色彩を強めている。

■石川製作所 <6208>  1,245円  +204 円 (+19.6%)  本日終値  東証1部 上昇率2位
 石川製作所<6208>が急動意。防衛省はきょう午前、北朝鮮がミサイルを発射したことを発表、これを受けて同社株など防衛関連に位置付けられる銘柄に物色の矛先が向かった。もっとも市場では「ひと頃よりも、北朝鮮のミサイル試射に対するマーケットの反応は鈍化している。全体指数が下げないかわりに関連株の動きも弱い。象徴株であった石川製も資金の回転は速く、瞬発的な上昇にとどまった」(国内準大手証券)としている。

■ビーマップ <4316>  634円  +100 円 (+18.7%) ストップ高   本日終値
 ビーマップ<4316>がストップ高。同社は3日取引終了後に、ジェイアール東日本企画(東京都渋谷区)およびY&N Brothers(東京都千代田区)とM2M2S(Media to Mobile to Store)を事業とする新会社を今月25日に設立すると発表。これが材料視されたようだ。新会社は、スマートフォンを通じて、各種メディアの接触者を一意に捉え、強いコンテンツによりスマホによる接触認証を行い、その認証をもって店舗への送客・買い上げを促し、買い上げ実績などをデータで補足する取り組みが基本事業となる。なお、新会社の詳細については今後決まり次第公表するとしているが、ビーマップの持ち分法適用会社になる見込みだとしている。

■カネヨウ <3209>  150円  +21 円 (+16.3%)  本日終値
 カネヨウ<3209>が低位株物色人気に乗り急騰。兼松系でインテリアや寝装品を手掛け、前17年3月期は営業利益段階で前の期比3.6倍と回復色を強めている。材料性も豊富で大手ホテルチェーンと共同開発した機能性枕の納入実績のほか、「枕や布団などを、インターネットやセンサーなどと組み合わせたIoT 寝具の開発に取り組んでいることも買いの手掛かり材料となっている」(国内中堅証券)という。

■DMソリュ <6549>  6,760円  +910 円 (+15.6%) 一時ストップ高   本日終値
 6月20日にジャスダック市場に新規上場し、ダイレクトメール業務などを手掛けるディーエムソリューションズ<6549>が急反発。同社は3日、東京都日野市に新物流施設を開設したと発表。これによる収益への寄与などが期待されたようだ。同社はネット通販市場の拡大による需要増加を受け、これまで八王子第3ロジスティックセンターで対応してきた在庫管理・受注・仕分け・梱包・発送・請求・決済までを一括受託するフルフィルメント業務について、専用施設での運用を開始。新たに開設する日野フルフィルメントセンターは、八王子第3ロジスティックセンターの約1.5倍となる1900坪の面積を持ち、出荷処理能力の大幅な向上が可能になるとしている。

●ストップ高銘柄
 細谷火工 <4274>  891円  +150 円 (+20.2%) ストップ高   本日終値
 など、4銘柄

●ストップ安銘柄
 なし

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