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【特集】中電工 Research Memo(6):高水準の期首繰越高により堅調な業績見通し

中電工 <日足> 「株探」多機能チャートより

■今後の見通し

● 2018年3月期の業績見通し
中電工<1941>の2018年3月期通期の連結業績として、売上高で前期比4.8%増の155,000百万円、営業利益で同1.3%増の9,800百万円、経常利益で同1.1%増の12,000百万円、親会社株主に帰属する当期純利益で同13.7%減の8,000百万円を予想している。営業利益が伸び悩むのは、売上総利益率を都市圏での厳しい競争環境を織り込んで0.6ポイント低下で想定するとともに、継続した成長投資により前年度並みの販管費としているためである。当期純利益の減少は、前期あった固定資産処分益(1,027百万円)を考慮していないためである

期首の繰越高が今期予想売上高に占める割合は、屋内電気工事が75.5%、空調管工事が66.3%とかつてないレベルに上がった。マンパワーの制約から、受注高を大きく伸ばせる状況にないため、人材育成や協力会社との協働体制の整備に重点を置く。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 瀬川 健)

《TN》

 提供:フィスコ

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