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【市況】NY株式:ダウ143ドル高、金利上昇受け金融セクターがけん引

NASDAQ <日足> 「株探」多機能チャートより

28日の米国株式相場は上昇。ダウ平均は143.95ドル高の21454.61、ナスダックは87.79ポイント高の6234.41で取引を終了した。 昨日のドラギ欧州中銀総裁の発言や主要経済指標を受けた長期金利の上昇が続いており、金融セクターを中心に買いが先行。ハイテク株にも買い戻しが広がり終日堅調推移となった。セクター別では、銀行や半導体・半導体製造装置が上昇する一方で公益事業や家庭用品・パーソナル用品が下落した。

長期金利の上昇や本日引け後に連銀が年次ストレステストの結果を発表することへの期待感から、バンクオブアメリカ(BAC)やJPモルガン(JPM)、ゴールドマン・サックス(GS)など大手金融機関が上昇。食品のゼネラルミルズ(GIS)や住宅メーカーのKBホーム(KBH)は予想を上回る決算を発表して上昇。ハードディスクのウェスタン・デジタル(WDC)は、東芝が半導体事業の売却を妨害したとして提訴に踏み切ったことが嫌気され朝方売られたものの、その後上昇に転じた。

先日からの欧州を中心としたサイバー攻撃の影響で、運輸・宅配のフェデックス(FDX)は傘下のTNTエクスプレス部門が深刻な被害を受けていることを明らかにした。業績への影響は現時点で判断できないものの、重大なものになる可能性にも言及している。



Horiko Capital Management LLC

《TM》

 提供:フィスコ

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