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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(1):トランザク、ハイデ日高、リミックス

トランザク <日足> 「株探」多機能チャートより
■トランザクション <7818>  1,288円  +122 円 (+10.5%)  本日終値  東証1部 上昇率2位
 トランザクション<7818>が後場上げ幅を拡大し年初来高値を更新。この日正午ごろ、連結子会社トレードワークスが、JT<2914>が販売する「Ploom TECH(プルーム・テック)」の取り扱いを開始すると発表しており、業績への貢献を期待した買いが入ったようだ。トレードワークスが展開する電子たばこ「VAPE」のセレクトショップ「vape studio(ベイプスタジオ)」の渋谷スペイン坂店、新宿駅東口店、有楽町駅銀座口店の3店舗で7月10日から販売を開始する。これにより、7月10日からは「vape studio」を含む東京都心100店舗の販売店で「Ploom TECH」が販売されることになるという。

■ハイデイ日高 <7611>  2,746円  +136 円 (+5.2%)  本日終値  東証1部 上昇率8位
 ハイデイ日高<7611>は5日続伸で年初来高値を更新。同社は27日取引終了後、18年2月期の第1四半期(3~5月)単体決算を発表。売上高は101億3800万円(前年同期比6.0%増)、営業利益は14億4200万円(同14.2%増)、最終利益は9億8200万円(同21.8%増)だった。店舗展開は、3店舗出店(東京都2店舗、神奈川県1店舗)、退店が1店舗となり、5月末の直営店舗数は399店舗。アルコール類が好調に推移したこともあり、既存店の3~5月累計の売上高前年同期比は102.4%となった。生産・原価面では、米や野菜などの購入価格の上昇もあったが、減価償却費の減少もあり原価率は27.1%(前年同四半期は27.3%)と改善した。業績予想は従来見通しを据え置いた。通期業績は売上高400億円(前期比3.9%増)、営業利益47億円(同3.0%増)、最終利益29億5000万円(同1.2%増)を見込んでいる。

■リミックスポイント <3825>  1,578円  +74 円 (+4.9%)  本日終値
 リミックスポイント<3825>は急反発。同社はきょう、子会社でビットコインなどの仮想通貨の取引所・交換所を運営しているビットポイントジャパンが、中国三大決済サービスの「WeChatPay」「Alipay(支付宝)」「UnionPay(銀聯)」などの決済サービスを提供するNIPPON PAY(東京都中央区)と業務提携することで合意したと発表。これが材料視されたようだ。主な提携内容は、NIPPON PAYの店舗向け決済サービス、ECショップ向けネット決済サービス網と、ビットポイントジャパンの仮想通貨決済サービスとの連携など。両社の協業によるサービス展開は、今年8~9月のスタートを予定している。

■三菱UFJ <8306>  747.2円  +18.9 円 (+2.6%)  本日終値
 三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>、三井住友フィナンシャルグループ<8316>、みずほフィナンシャルグループ<8411>などメガバンクが軒並み高。前日の米国株市場ではNYダウ、ナスダック指数ともに下落したが、ハイテク株に売りがかさんだ一方で、シティグループ、JPモルガンなどの大手金融株は買われた。米国では長期金利が2.2%台まで上昇しており、運用環境の改善に期待が高まっており、米国で展開する日本のメガバンクにも追い風材料となった。欧州ではECBが金融緩和策の縮小の開始時期を早めるとの思惑も浮上しており、世界的な超低金利環境に変化の兆しがみえている。

■シップHD <3360>  3,505円  +85 円 (+2.5%)  本日終値
 シップヘルスケアホールディングス<3360>が3日続伸で新高値。全般相場が方向感に欠けるなか、業績が安定している同社株に見直し買いが流入した様子だ。大型医療機関の建て替えや再整備における医療機器や設備の導入を一括でバックアップするトータルパックプロデュース(TPP)事業が主力。診療材料の販売などメディカルサプライ事業などが好調で18年3月期の連結純利益は前期比6%増の100億円と最高益更新の予想と業績は好調に推移している。

■三井ハイテック <6966>  1,754円  +41 円 (+2.4%)  本日終値
 三井ハイテック<6966>が反発。三菱UFJモルガン・スタンレー証券が27日付のリポートで、レーティング「バイ」を継続し、目標株価を1600円から2300円へ引き上げたことが好感された。同証券では、6日に発表された18年1月期業績予想の上方修正を受けて、エクイティストーリーの「電機部品部門のモーターコアを牽引役とする成長シナリオの実現」を再強調した。これを受けて、18年1月期営業利益予想を従来の24億8000万円(会社計画26億円)から27億円へ、19年1月期を同44億円から48億円へ、20年1月期を同55億円から60億円へそれぞれ引き上げた。

■住友金属鉱山 <5713>  1,486.5円  +31 円 (+2.1%)  本日終値
 住友金属鉱山<5713>が5日続伸。午前中に、希土類ガーネット(RIG)の製造・販売を手掛ける、三菱ガス化学<4182>との合弁会社グラノプトについて、三菱ガス化学が所有する株式の一部を譲り受けたと発表しており、これを好材料視した買いが入った。今回の株式の一部譲受により、グラノプトの出資比率は住友鉱51%、菱ガス化49%となる。それに伴い住友鉱の持ち分法適用子会社から連結子会社となり、業績への貢献が期待されている。

■マツダ <7261>  1,549円  +24 円 (+1.6%)  本日終値
 マツダ<7261>やコニカミノルタ<4902>などユーロ関連株が高い。この日の東京市場で、ユーロは対円で1ユーロ=127円10銭前後とユーロ高・円安が進行。昨年4月以来、1年2カ月ぶりのユーロ高水準をつけている。27日に欧州中央銀行(ECB)のドラギ総裁が量的金融緩和を来年にも縮小する可能性を示唆したことからユーロは急伸。欧州向け売り上げ比率の高いユーロ関連株にとって、ユーロ高は業績の改善要因となるとの見方から買いが先行した。

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