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【市況】【↑】日経平均 大引け| 3日続伸、円安進行で主力株中心に買い優勢 (6月27日)

日経平均 <日足> 「株探」多機能チャートより

日経平均株価
始値  20229.12
高値  20250.10(09:05)
安値  20185.19(09:50)
大引け 20225.09(前日比 +71.74、 +0.36% )

売買高  15億7397万株 (東証1部概算)
売買代金 2兆1420億円 (東証1部概算)

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■本日のポイント

 1.日経平均は3日続伸、広範囲に買われ新高値圏に再浮上
 2.為替が一時1ドル=112円台に入る円安で主力株中心に追い風
 3.6、12月決算企業の駆け込み権利取り狙いの買いも後押し
 4.任天堂が大商いで全体売買代金に貢献、株価も朝安後プラス圏浮上
 5.新日鉄住金など鉄鋼株への買いも目立ち、全体相場の支え役に

■東京市場概況

 前日の米国市場では、NYダウは14ドル高と5日ぶり小反発。ハイテク株が売られる反面、金融株やディフェンシブ株が買われた。

 東京市場では為替の円安などを背景に上値指向を継続、日経平均株価は3日続伸で2万200円台を回復。大引けにかけ伸び悩んだものの、取引時間中は終値ベースの年初来高値を上回って推移する場面もあった。

 27日の東京市場は前日の米国株市場でNYダウが小幅ながら反発となったことや、足もとの外国為替市場でドルが買われ一時、1ドル=112円に入るドル高・円安となったことなどが追い風材料となった。また、本日は6、12月決算企業の配当などの権利取り最終売買日にあたり、駆け込みでインカムゲイン狙いの買いなども観測され、株高を後押しした。値上がり銘柄数は1200を超え全体の6割を占めた。相変わらず任天堂が東証1部で突出した売買代金をこなしており、同社と売買代金2位のソフトバンクの2銘柄が全体商いに大きく貢献している。業種別には中国企業の収益回復期待を背景に鉄鋼株の上昇が目立った。

 個別では、任天堂<7974>が朝安後に下げ渋り、大引けはわずかながらプラス圏で着地。ソニー<6758>が堅調、村田製作所<6981>も上値追い。SUMCO<3436>が上昇したほか、ブリヂストン<5108>も値を上げた。enish<3667>、フィックスターズ<3687>がストップ高、トクヤマ<4043>も値を飛ばした。タツタ電線<5809>、関東電化工業<4047>も物色人気に。日本板硝子<5202>、曙ブレーキ工業<7238>も高く、新日鉄住金<5401>も買いを集めた。
 半面、オリエンタルランド<4661>が値を下げ、ローム<6963>も軟調。ジーンズメイト<7448>、土木管理総合試験所<6171>が急反落、OKI<6703>、ヤーマン<6630>なども値を下げた。アイフル<8515>が売られ、大日本住友製薬<4506>、ファンコミュニケーションズ<2461>なども安い。

 日経平均へのプラス寄与度上位5銘柄はファストリ <9983> 、ファナック <6954> 、アルプス <6770> 、ブリヂストン <5108> 、オリンパス <7733> 。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約33円。うち20円はファストリ1銘柄によるもの。
 一方、マイナス寄与の上位5銘柄は東エレク <8035> 、アステラス <4503> 、塩野義 <4507> 、コナミ <9766> 、大日本住友 <4506> 。押し下げ効果は約19円。

 東証33業種のうち上昇は26業種。上昇率の上位5業種は(1)鉄鋼、(2)石油石炭製品、(3)ゴム製品、(4)鉱業、(5)非鉄金属。一方、下落率の上位5業種は(1)サービス業、(2)陸運業、(3)空運業、(4)医薬品、(5)その他金融業。

■個別材料株

△フロンテオ <2158> [東証M]
 人工知能エンジン「KIBIT」が大和住銀投資顧問に採用。
△夢の街創造 <2484> [JQ]
 「外食宅配でネット企業を活用」と報道。
△シンデンハイ <3131> [JQ]
 半導体検査装置の大口受注を獲得。
△レカム <3323> [JQ]
 子会社が今年末までに中国新興市場に上場。
△プロパティA <3464> [JQ]
 1→2の株式分割を実施。
△トクヤマ <4043>
 東海東京証券が目標株価を490円→740円に増額。
△クレスコ <4674>
 5.5%を上限に自社株TOBを実施。
△日エンター <4829>
 子会社いなせりが業務用酒類専門商社「河内屋」と業務提携。
△NaITO <7624> [JQ]
 3-5月期(1Q)経常は46%増益で着地。
△パルコ <8251>
 第1四半期は営業利益2.5%増で着地。

▲三協立山 <5932>
 前期経常を9%下方修正。
▲タカタ <7312>
 民事再生法の適用を申請。7月27日付で上場廃止。

 東証1部の値上がり率上位10傑は(1)enish <3667> 、(2)Fスターズ <3687> 、(3)エムアップ <3661> 、(4)トクヤマ <4043> 、(5)芦森工 <3526> 、(6)リブセンス <6054> 、(7)CTS <4345> 、(8)田淵電 <6624> 、(9)イトーキ <7972> 、(10)ヒトコム <3654> 。
 値下がり率上位10傑は(1)オルトP <3672> 、(2)ジンズメイト <7448> 、(3)土木管理 <6171> 、(4)ヤーマン <6630> 、(5)アイフル <8515> 、(6)OKI <6703> 、(7)ベルーナ <9997> 、(8)あさひ <3333> 、(9)三協立山 <5932> 、(10)ハピネット <7552> 。

【大引け】

 日経平均は前日比71.74円(0.36%)高の2万0225.09円。TOPIXは前日比6.81(0.42%)高の1619.02。出来高は概算で15億7397万株。値上がり銘柄数は1215、値下がり銘柄数は654となった。日経ジャスダック平均は3273.22円(13.65円高)。

[2017年6月27日]

日経平均株価
始値  20229.12
高値  20250.10(09:05)
安値  20185.19(09:50)
大引け 20225.09(前日比 +71.74、 +0.36% )

売買高  15億7397万株 (東証1部概算)
売買代金 2兆1420億円 (東証1部概算)

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■本日のポイント

 1.日経平均は3日続伸、広範囲に買われ新高値圏に再浮上
 2.為替が一時1ドル=112円台に入る円安で主力株中心に追い風
 3.6、12月決算企業の駆け込み権利取り狙いの買いも後押し
 4.任天堂が大商いで全体売買代金に貢献、株価も朝安後プラス圏浮上
 5.新日鉄住金など鉄鋼株への買いも目立ち、全体相場の支え役に

■東京市場概況

 前日の米国市場では、NYダウは14ドル高と5日ぶり小反発。ハイテク株が売られる反面、金融株やディフェンシブ株が買われた。

 東京市場では為替の円安などを背景に上値指向を継続、日経平均株価は3日続伸で2万200円台を回復。大引けにかけ伸び悩んだものの、取引時間中は終値ベースの年初来高値を上回って推移する場面もあった。

 27日の東京市場は前日の米国株市場でNYダウが小幅ながら反発となったことや、足もとの外国為替市場でドルが買われ一時、1ドル=112円に入るドル高・円安となったことなどが追い風材料となった。また、本日は6、12月決算企業の配当などの権利取り最終売買日にあたり、駆け込みでインカムゲイン狙いの買いなども観測され、株高を後押しした。値上がり銘柄数は1200を超え全体の6割を占めた。相変わらず任天堂が東証1部で突出した売買代金をこなしており、同社と売買代金2位のソフトバンクの2銘柄が全体商いに大きく貢献している。業種別には中国企業の収益回復期待を背景に鉄鋼株の上昇が目立った。

 個別では、任天堂<7974>が朝安後に下げ渋り、大引けはわずかながらプラス圏で着地。ソニー<6758>が堅調、村田製作所<6981>も上値追い。SUMCO<3436>が上昇したほか、ブリヂストン<5108>も値を上げた。enish<3667>、フィックスターズ<3687>がストップ高、トクヤマ<4043>も値を飛ばした。タツタ電線<5809>、関東電化工業<4047>も物色人気に。日本板硝子<5202>、曙ブレーキ工業<7238>も高く、新日鉄住金<5401>も買いを集めた。
 半面、オリエンタルランド<4661>が値を下げ、ローム<6963>も軟調。ジーンズメイト<7448>、土木管理総合試験所<6171>が急反落、OKI<6703>、ヤーマン<6630>なども値を下げた。アイフル<8515>が売られ、大日本住友製薬<4506>、ファンコミュニケーションズ<2461>なども安い。

 日経平均へのプラス寄与度上位5銘柄はファストリ <9983> 、ファナック <6954> 、アルプス <6770> 、ブリヂストン <5108> 、オリンパス <7733> 。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約33円。うち20円はファストリ1銘柄によるもの。
 一方、マイナス寄与の上位5銘柄は東エレク <8035> 、アステラス <4503> 、塩野義 <4507> 、コナミ <9766> 、大日本住友 <4506> 。押し下げ効果は約19円。

 東証33業種のうち上昇は26業種。上昇率の上位5業種は(1)鉄鋼、(2)石油石炭製品、(3)ゴム製品、(4)鉱業、(5)非鉄金属。一方、下落率の上位5業種は(1)サービス業、(2)陸運業、(3)空運業、(4)医薬品、(5)その他金融業。

■個別材料株

△フロンテオ <2158> [東証M]
 人工知能エンジン「KIBIT」が大和住銀投資顧問に採用。
△夢の街創造 <2484> [JQ]
 「外食宅配でネット企業を活用」と報道。
△シンデンハイ <3131> [JQ]
 半導体検査装置の大口受注を獲得。
△レカム <3323> [JQ]
 子会社が今年末までに中国新興市場に上場。
△プロパティA <3464> [JQ]
 1→2の株式分割を実施。
△トクヤマ <4043>
 東海東京証券が目標株価を490円→740円に増額。
△クレスコ <4674>
 5.5%を上限に自社株TOBを実施。
△日エンター <4829>
 子会社いなせりが業務用酒類専門商社「河内屋」と業務提携。
△NaITO <7624> [JQ]
 3-5月期(1Q)経常は46%増益で着地。
△パルコ <8251>
 第1四半期は営業利益2.5%増で着地。

▲三協立山 <5932>
 前期経常を9%下方修正。
▲タカタ <7312>
 民事再生法の適用を申請。7月27日付で上場廃止。

 東証1部の値上がり率上位10傑は(1)enish <3667> 、(2)Fスターズ <3687> 、(3)エムアップ <3661> 、(4)トクヤマ <4043> 、(5)芦森工 <3526> 、(6)リブセンス <6054> 、(7)CTS <4345> 、(8)田淵電 <6624> 、(9)イトーキ <7972> 、(10)ヒトコム <3654> 。
 値下がり率上位10傑は(1)オルトP <3672> 、(2)ジンズメイト <7448> 、(3)土木管理 <6171> 、(4)ヤーマン <6630> 、(5)アイフル <8515> 、(6)OKI <6703> 、(7)ベルーナ <9997> 、(8)あさひ <3333> 、(9)三協立山 <5932> 、(10)ハピネット <7552> 。

【大引け】

 日経平均は前日比71.74円(0.36%)高の2万0225.09円。TOPIXは前日比6.81(0.42%)高の1619.02。出来高は概算で15億7397万株。値上がり銘柄数は1215、値下がり銘柄数は654となった。日経ジャスダック平均は3273.22円(13.65円高)。

[2017年6月27日]

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