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【特集】ステップ Research Memo(4):自己資本比率で80%以上と財務内容は良好

ステップ <日足> 「株探」多機能チャートより

■業績動向

2. 財務状況と経営指標
2017年9月期第2四半期末の財務状況を見ると、総資産は前期末比598百万円増加の20,090百万円となった。主な増減要因としては、流動資産で現預金が同149百万円増加し、固定資産ではスクール移転用校舎(鴨宮スクール、六会スクール)の完成に伴い有形固定資産が同409百万円増加した。

負債合計は前期末比103百万円減少の2,875百万円となった。未払金が87百万円、未払法人税等が45百万円増加した一方で、有利子負債が同314百万円減少したことが主因となっている。また、純資産は配当金の支払い265百万円があったものの、四半期純利益965百万円の計上により前期末比702百万円増加の17,214百万円となった。

経営指標を見ると、安全性を示す自己資本比率は前期末84.7%から85.7%に、有利子負債比率は9.2%から7.0%にいずれも改善し、財務基盤はさらに強化された格好となっている。なお、ステップ<9795>の財務状況を見ると固定資産比率が82.2%と高くなっているが、地域に根差した教育サービスを安定的かつ長期的に提供していく上では、自社物件で運営していく方が合理的と判断としているためだ。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)

《NB》

 提供:フィスコ

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