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【材料】明日の株式相場見通し=円相場にらみで神経質な展開、25日移動平均線の攻防

日経平均 <日足> 「株探」多機能チャートより
 あす(13日)の東京株式市場は、円相場の動向をにらみながらの神経質な展開が予想される。日経平均株価は、25日移動平均線(1万9835円48銭=12日)を巡る攻防が想定される。25日線を下値支持線として踏みとどまれば、心理的フシ目の2万円を試す展開も予想される。一方、25日線を割り込めば、調整場面がやや長引く可能性もある。

 市場関係者からは「きょうはハイテク関連銘柄に安いものが目立ったのは確か。ただ、日経平均株価が100円を超える下落幅となった割には、全般地合いは底堅い印象となった。やはり、株価指数先物主導の値動きとなったようだ。日経225種指数への寄与度の高いファーストリテイリング<9983>、ソフトバンクグループ<9984>、東京エレクトロン<8035>、ファナック<6954>の4銘柄合計で約109円分の日経平均株価下落要因となった。とくに、ハイテク株ではないファーストリテイリングが約44円分の押し下げ要素となったことに注目したい」との見方が出ていた。

 12日の東京株式市場は売り優勢の地合いとなり、日経平均株価は2万円台を割り込んだ。前週末の米国株市場でのナスダック指数急落を警戒する動きとなった。日経平均株価終値は、前週末比104円68銭安の1万9908円58銭と反落した。

 日程面では、4~6月期の法人企業景気予測調査に注目。海外では、米連邦公開市場委員会(FOMC・14日まで)、ゲーム見本市・E3開幕(15日まで)、米5月の卸売物価指数が焦点となる。(冨田康夫)

出所:株経ONLINE(株式会社みんかぶ)

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