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【特集】エレマテック Research Memo(6):新スローガン『エレマテック×(クロス)』を策定

エレマテック <日足> 「株探」多機能チャートより

■中長期成長戦略

1. 中長期戦略の概要
エレマテック<2715>は、期間固定式の中期経営計画は策定していないが、中長期戦略に関する取り組みについての基本方針を策定し、それに基づいて経営を進めている。

2018年3月期は社内スローガンを更新し、従来の『エレマテック+(プラス)』から『エレマテック×(クロス)』へ変更した。クロスは掛け合わせるということでシナジーを生みながら加速させていく意味や、“駆ける”にも通じることでスピード感を強調する意図が込められている。

新スローガンの下、4つのビジョンが掲げられているが、注目されるのはVision 3の「Innovation:重要テクノロジーを自ら企画・開発」とVision 4の「Global:新興国を含めグローバル全体で国内同様のサポートを実現」の2つだ。詳細は後述するが、『エレマテック×(クロス)』における成長戦略は“グローバル化”と“モジュール化”の2つのキーワードで理解するのがわかりやすいと弊社では考えている。

中長期の計数目標については、同社は毎年期初において、当該年度の業績予想と合わせて2年後の業績予想を公表している。いわゆるローリング中計的なスタイルだ。今回同社は、2020年3月期において売上高250,000百万円、経常利益8,000百万円の業績予想を公表した。数値的には1年前に公表した2019年3月期における業績予想と同じだが、売上高の250,000百万円は重要な節目であることから、今回改めて掲げたものと推察される。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 浅川 裕之)

《TN》

 提供:フィスコ

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