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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(3):ULSグルプ、フロンテオ、アイロムG

■ULSグループ <3798>  1,513円  +161 円 (+11.9%)  本日終値
 ULSグループ<3798>が後場急伸。ビットコインが急騰していることを背景に、足もとで仮想通貨関連株が人気化。この流れが波及するかたちで、出遅れ感の目立つ同社に関心が高まっているようだ。同社は昨年9月に、仮想通貨取引プラットフォームを提供しているQUOINE(東京都千代田区)と資本・業務提携。子会社のウルシステムズがこれまで培ってきた金融分野における業務知識と高速処理技術に、QUOINEのブロックチェーン技術を合わせることで、新たな金融サービスにつなげたいとしている。

■FRONTEO <2158>  775円  +62 円 (+8.7%)  本日終値
 FRONTEO<2158>が4連騰と上昇加速局面に入ってきた。株価は年初から4月下旬にかけて調整局面が続いたが、5月相場では切り返し急、人工知能(AI)関連の有力銘柄として脚光を浴びている。同社は米国での訴訟支援を手掛けるが、AIを活用したサービスに特長がある。独自開発したAIエンジン「KIBIT」やAIロボット「Kibiro」が注目されており、直近では24日に、三井住友フィナンシャルグループ<8316>とSMBC日興証券が、「KIBIT」を用いて顧客満足度を向上するデータ活用の検証を行い、高い効果が得られたことを確認したと発表、今後SMBC日興証券では「KIBIT」を積極的に活用して顧客満足度の向上へ取り組んでいくことを表明している。

■アイロムグループ <2372>  1,518円  +112 円 (+8.0%)  本日終値  東証1部 上昇率7位
 アイロムグループ<2372>が急伸。24日の取引終了後、100%子会社IDファーマが、世界の製薬企業における売上高上位10社の一角を占めるグローバルメガファーマとiPS細胞作製技術に関するライセンス契約を締結したと発表した。今回の契約によりIDファーマは契約先に対して、所有するセンダイウイルスベクターを用いてiPS細胞を作製し、そのiPS細胞由来の分化細胞をヒトや動物を対象とした治療薬や予防薬の開発を目的とした創薬スクリーニングに用いることについて、全世界を対象とする非独占的な権利を許諾したという。また、これに伴いIDファーマは契約先から一定額の年間使用料を受け取るとしている。

■バーチャレク <6193>  814円  +46 円 (+6.0%)  本日終値
 バーチャレクス・コンサルティング<6193>が続伸。24日の取引終了後、コールセンター向けターゲットデータ抽出サービス「ターゲット・マネジメント・クラウド(TMC)」の提供を開始したと発表しており、業績への寄与を期待した買いが入った。同サービスは、技術的な専門知識がなくても、適切なタイミングで、より利用目的に合致した顧客データの抽出、リスト作成を可能にするというもの。作成したリストを顧客向けのシステムと連携することで、対象の顧客へのアプローチを自動的に、タイミング逃さずに行うことが可能となるとしている。

■インテリW <4847>  649円  +28 円 (+4.5%)  本日終値
 インテリジェント ウェイブ<4847>が4日続伸で新高値圏を走っている。株価は4月初旬から5月初旬にかけて約1カ月にわたり500円近辺を軸とするもみ合いにあったが、ゴールデンウイーク明け後に商い急増のなか一気に上放れる展開となっている。17年6月期はソフトウエア開発事業が好調で全体業績を牽引しているほか、官民を問わずサイバー攻撃への対応が喫緊の課題となるなか、サイバーセキュリティー対策の商談が増勢にあり今後の収益成長を後押しする可能性が高まっている。また、口語や話し言葉による自然言語を適切に処理する独自の人工知能(AI)技術を活用したソフトウエア新製品「OpAI(オーピーエーアイ)」にも引き合い旺盛でAI関連株としてもマークされている。

■ユニデンHD <6815>  246円  +7 円 (+2.9%)  本日終値
 ユニデンホールディングス<6815>が続伸、売り物をこなして新値街道を走っている。無線通信機器やコードレス電話のほか、世界的に市場拡大基調を強める車載モニターやドライブレコーダーへの展開で収益成長期待が高まっている。18年3月期営業利益は前期比2.1倍の26億1000万円を見込んでいる。売り上げの85%を輸出でまかなうが、今期想定為替レートは1ドル=105円と厳しく見ており、利益増額の余地は大きい。

■日本サード・パーティ <2488>  1,040円  +21 円 (+2.1%)  本日終値
 前日ストップ高を演じた日本サード・パーティ<2488>が目先の利益確定売りを吸収して続伸、ゼンリン<9474>も戻り売りの洗礼を浴びながら4日続伸となった。ソフトバンクグループ<9984>がエヌビディアの株式を買い集めていることが、一部メディアを通じて報じられ、25日付の日本経済新聞はソフトバンクが発足させた「ソフトバンク・ビジョン・ファンド」が、エヌビディアの株式を取得する方向にあることを伝えた。これがソフトバンクだけでなく、エヌビディアと協業関係にある銘柄にもポジティブに働いている。エヌビディアは人工知能(AI)関連の象徴株の一角で東京市場でもAI関連株人気を呼び込む立役者となっている。エヌビディアは日本サードとディープラーニング用スーパーコンピューターなどの総括保守契約で締結しているほか、ゼンリンともパートナーシップ契約を結び自動運転車向け高精度3次元マップを開発する方針にある。

■リプロセル <4978>  391円  +6 円 (+1.6%)  本日終値
 リプロセル<4978>が続伸。24日、米子会社が全米有数のがん治療施設であるフォックス・チェイス・キャンサー・センターとインド各地において生体試料のバンクを開設するための合弁会社を設立すると発表しており、これを好材料視した買いが入ったようだ。合弁会社は、インドにおける臨床レベルのヒト生体試料の調達を目的に設立するもので、現在、インドのデリーにおいて設立に向けた初期の作業が進められており、今年中にはハイデラバードへの拡大を予定しているという。合弁会社を通じてハイデラバードの施設では、毎月約3000件の新しい生体試料が追加される予定で、収集された標本は病歴、遺伝子変異のデータ、治療方法の詳細記録およびその経過を含む情報が付随され、世界のがん研究に貢献するとしている。

■岡本工作機械製作所 <6125>  199円  +2 円 (+1.0%)  本日終値
 岡本工作機械製作所<6125>は3日続伸。半導体関連の割安銘柄として市場の関心を集めているようだ。時価で試算したPERは8倍前後、PBR0.9倍台と割安感は十分といえそうだ。同社は、平面研削盤では国内トップを占める。一般的な工作機械メーカーとのイメージがあるものの、バックグラインダー、ポリッシングマシンなど半導体製造装置も幅広くい手掛けている。また、液晶テレビ用パネル製造過程では、マザーガラス、フォトマスクなど多くの研削、研磨工程があり、同社はその工程を担う大型研削・研磨装置を手掛けている。18年3月期の連結業績予想は、売上高280億円(前期比17.9%増)、営業利益は16億円(同40.4%増)、最終利益は11億円(同90.5%増)と大幅な増収増益を見込んでいる。

●ストップ高銘柄
 フライングガーデン <3317>  1,469円  +300 円 (+25.7%) ストップ高   本日終値
 リミックスポイント <3825>  463円  +80 円 (+20.9%) ストップ高   本日終値
 エムジーホーム <8891>  871円  +150 円 (+20.8%) ストップ高   本日終値
 高見澤 <5283>  483円  +80 円 (+19.9%) ストップ高   本日終値
 キューブシステム <2335>  995円  +150 円 (+17.8%) ストップ高   本日終値
 など、8銘柄

●ストップ安銘柄
 フード・プラネット <7853>  1円  0 円 (0.0%) ストップ安   本日終値
 以上、1銘柄

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