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【市況】明日の株式相場見通し=円高進行を警戒し続落、中期的には水準訂正高に期待感

日経平均 <日足> 「株探」多機能チャートより
 18日の東京株式市場は、外国為替市場での円高・ドル安進行への警戒感から、買い手控え姿勢が強まり、日経平均株価は続落となりそうだ。円相場は、大型連休明けの9日以降、1ドル=113円台~114円台半ばの比較的狭いレンジを保っていたが、これが一気に円高・ドル安方向に突き抜けて、株式市場の2万円トライに水を差すかたちとなっている。

 市場関係者からは「外国為替市場で、前日に比べて大幅に円高・ドル安が進行したにもかかわらず、売買代金を保ちながら日経平均株価の下落幅が100円程度にとどまったのは、逆に足もとの地合いの強さの表れといえる。その背景にあるのは、16日現在で日経平均採用銘柄ベースの予想1株利益が約1393円と大幅に上昇し、PERは14倍台に低下して割安感が出ていることが挙げられる」との見方が出ており、短期的には2万円超えにてこずっている印象があるものの、多くの投資家は中期的には割安解消の水準訂正高に期待を抱いているようだ。

 17日の東京株式市場は売り優勢の展開となり、日経平均株価は外国為替市場の円高・ドル安進行を横目に一時、1万9800円台を割り込む場面があった。日経平均株価終値は、前日比104円94銭安の1万9814円88銭と反落した。

 日程面では、1~3月期のGDP(速報値)、4月の新築マンション市場動向、アルゼンチンのマクリ大統領が訪日(20日まで)に注目。海外では、米4月のCB景気先行総合指数、米5月のフィラデルフィア連銀製造業景況指数が焦点となる。(冨田康夫)

出所:株経ONLINE(株式会社みんかぶ)

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