【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(1):RSテクノ、福井コン、Vテク
RSテクノ <日足> 「株探」多機能チャートより
15日、RS Technologies <3445> が決算を発表。17年12月期第1四半期(1-3月)の連結経常利益が前年同期比37倍の9.1億円に急拡大して着地したことが買い材料視された。半導体メモリーやシリコンウエハーの価格が上昇するなか、低コストな再生ウエハーの販売が急拡大し、49.0%の大幅増収を達成したことが寄与。上期計画の9億円を既に1.2%上回っており、業績上振れを期待する買いが向かった。
■福井コン <9790> 3,290円 +285 円 (+9.5%) 本日終値 東証1部 上昇率8位
福井コンピュータホールディングス<9790>が大幅高。上場来高値3350円の更新を視界に捉えてきた。建築・土木CADなど建築用ソフトの大手で建設業界のIT化の流れに乗り業績は好調に推移している。17年3月期売上高は前の期比14%増の99億7000万円、最終利益は同36%増の20億900万円と大幅な伸びを達成、18年3月期も増収を確保し、最終利益段階で4.5%増の21億円見通しと増益基調を継続する。東海東京調査センターでは15日付で同社株のレーティングを「アウトパフォーム」継続でフォロー、18年3月期の会社側計画はやや保守的な印象としている。
■フェローテク <6890> 1,568円 +132 円 (+9.2%) 本日終値
15日に決算を発表。「今期経常は13%増で7期ぶり最高益、前期配当を6円増額・今期は2円増配へ」が好感された。フェローテックホールディングス <6890> [JQ] が5月15日大引け後(15:30)に決算を発表。17年3月期の連結経常利益は前の期比48.5%増の56.7億円に拡大し、従来予想の47億円を上回って着地。18年3月期も前期比12.8%増の64億円に伸びを見込み、7期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。5期連続増収、増益になる。同時に、前期の年間配当を12円→18円(前の期は10円)に増額し、今期も前期比2円増の20円に増配する方針とした。
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■ブイ・テクノロジー <7717> 19,930円 +1,640 円 (+9.0%) 本日終値 東証1部 上昇率10位
15日、ブイ・テクノロジー <7717> が決算を発表。17年3月期の連結経常利益は前の期比2.4倍の54億円に伸びて着地。続く18年3月期も前期比81.3%増の98億円に拡大し、2期連続で過去最高益を更新する見通しとなったことが買い材料視された。今期は国内外で複数のパネルメーカーから液晶・有機ELディスプレー製造装置の大型案件を獲得しており、54.3%の大幅増収を見込む。業績好調に伴い、今期の年間配当は前期比85円増の200円に大幅増配する方針としたことも支援材料となった。
■ティラド <7236> 366円 +30 円 (+8.9%) 本日終値
ティラド<7236>が大幅高で3月28日につけた年初来高値350円を更新、13年8月以来3年9カ月ぶりの高値圏に浮上。同社は自動車向けラジエーターを主力としており、自動車販売好調な北米や中国向けに高水準の需要を捉えている。15日取引終了後に発表した17年3月期連結決算は売上高1076億800万円(前の期比5.4%増)、営業利益32億1600万円(同2.6倍)と高変化を示したが、続く18年3月期の連結業績予想についても、売上高が1123億円(前期比4.4%増)と増収を確保し、営業利益も39億円(同21.3%増)と2ケタ成長を見込んでおり、これを手掛かりに物色資金が流入した。
■三井製糖 <2109> 3,035円 +217 円 (+7.7%) 本日終値
15日に決算を発表。「今期経常は微増益へ」が好感された。三井製糖 <2109> が5月15日大引け後(15:00)に決算を発表。17年3月期の連結経常利益は前の期比2.4%減の124億円になったが、18年3月期は前期比0.0%増の125億円とほぼ横ばい見通しとなった。3期連続増収になる。
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■山一電機 <6941> 1,596円 +111 円 (+7.5%) 本日終値
山一電機<6941>は4日ぶり大幅反発。同社は15日取引終了後、18年3月期の連結業績予想を発表した。売上高は275億円(前期比3.8%増)、営業利益は30億円(同10.5%増)、最終利益は23億3000万円(同11.5%増)を見込んでいる。決算と同時に発表した18年3月期を初年度とする3カ年の新中期経営計画(最終年度は20年3月期)では、「お客様が満足いただける製品・サービスを提供できる会社」に成長することを引き続き目指すこととし、この経営目標の達成にあたり「グローバルに連携し、未来につながる製品の創造」という観点から取り組む。戦略としては、「成長戦略」と「構造改革」を核に推進し、顧客のニーズに応えられる企業に成長するとともに、より一層の財務体質の強化と将来の成長に向けた経営基盤の強化を図る。最終年度の売上高は295億円、営業利益は38億円をそれぞれ目標としている。なお、中期計画の前提となる為替レートは、1米ドル110円、1ユーロ120円を想定している。
■クオール <3034> 1,673円 +113 円 (+7.2%) 本日終値
15日に決算を発表。「今期経常は6%増で4期連続最高益更新へ」が好感された。クオール <3034> が5月15日大引け後(15:30)に決算を発表。17年3月期の連結経常利益は前の期比5.6%増の70.6億円になり、18年3月期も前期比6.2%増の75億円に伸びを見込み、4期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。14期連続増収、4期連続増益になる。
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■ジャストシステム <4686> 1,483円 +99 円 (+7.2%) 本日終値
15日に決算を発表。「前期経常は12%増益で着地・1-3月期(4Q)経常は28%増益、今期業績は非開示」が好感された。ジャストシステム <4686> が5月15日大引け後(16:00)に決算を発表。17年3月期の連結経常利益は前の期比12.5%増の57.7億円に伸び、6期連続増収、6期連続増益となった。なお、18年3月期の業績見通しについては配当(6円)以外は開示しなかった。
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■三信電気 <8150> 1,483円 +95 円 (+6.8%) 本日終値
15日に決算を発表。「今期経常は黒字浮上へ」が好感された。三信電気 <8150> が5月15日大引け後(16:30)に決算を発表。17年3月期の連結経常損益は9.5億円の赤字(前の期は15億円の黒字)に転落したが、従来予想の11.5億円の赤字を上振れて着地。18年3月期は13.8億円の黒字にV字回復する見通しとなった。
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