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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(3):クレハ、北越紀州紙、セグエG

クレハ <日足> 「株探」多機能チャートより
■クレハ <4023>  5,290円  +345 円 (+7.0%)  本日終値
 12日に決算を発表。「今期税引き前は22%増益へ」が好感された。クレハ <4023> が5月12日大引け後(15:00)に決算(国際会計基準=IFRS)を発表。17年3月期の連結税引き前利益は前の期比36.5%増の89.8億円に拡大し、18年3月期も前期比22.5%増の110億円に伸びる見通しとなった。
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■セントラルスポーツ <4801>  3,795円  +245 円 (+6.9%)  本日終値
 12日に決算を発表。「今期経常は8%増で3期連続最高益、前期配当を13.5円増額・今期は3円増配へ」が好感された。セントラルスポーツ <4801> が5月12日大引け後(16:00)に決算を発表。17年3月期の連結経常利益は前の期比24.2%増の39.7億円になり、18年3月期も前期比8.2%増の43億円に伸びを見込み、3期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。7期連続増収、4期連続増益になる。同時に、前期の年間配当を59円→72.5円(前の期は52円)に増額し、今期も前期比3円増の75.5円に増配する方針とした。
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■ひらまつ <2764>  709円  +45 円 (+6.8%)  本日終値
 12日に決算を発表。「今期経常は44%増益へ」が好感された。ひらまつ <2764> が5月12日大引け後(16:00)に決算を発表。17年3月期の連結経常利益は前の期比18.8%減の19.1億円になったが、18年3月期は前期比44.5%増の27.6億円に拡大する見通しとなった。
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■FFRI <3692>  5,230円  +325 円 (+6.6%)  本日終値
 FFRI<3692>、セキュアヴェイル<3042>、ラック<3857>、デジタルアーツ<2326>、テリロジー<3356>などが軒並み高。きょうは前週末12日に好決算を発表したセグエグループ<3968>が急騰しているが、同社株に限らずサイバーセキュリティー関連分野に展開する銘柄群が集中的に物色人気を集めた。サイバー攻撃が世界的に深刻化しており、直近では「ランサムウエア」と呼ばれるパソコンの内部データにロックをかけて文字を暗号化させ、復元のために金銭を要求する手口が横行、世界各国で同時多発的に表面化していることから、急速に警戒感が高まっている。海外からの政府機関へのサイバー攻撃も際立つなか、国家レベルでも喫緊の課題として対応が迫られる局面。つれてサイバー攻撃を防御する役割を担う企業にマーケットの注目が集まる状況にある。

■北越紀州製紙 <3865>  851円  +52 円 (+6.5%)  本日終値
 12日、北越紀州製紙 <3865> が決算を発表。17年3月期の連結経常利益は前の期比32.8%増の140億円に拡大し、従来予想の110億円を上回って着地。続く18年3月期も前期比13.8%増の160億円に伸び、17期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなったことが買い材料視された。今期は印刷用紙の国内需要減少や原燃料価格の上昇といった逆風が吹くなか、6月出荷分から印刷用紙を値上げするとともに、引き続きコスト削減を進め、2期連続の増収増益を目指す。

■スズキ <7269>  5,170円  +299 円 (+6.1%)  本日終値
 スズキ<7269>が大幅反発し年初来高値を更新した。前週末12日の取引終了後に発表した18年3月期の連結業績予想は、売上高3兆4000億円(前期比7.3%増)、営業利益2400億円(同10.0%減)、純利益1450億円(同9.4%減)と増収減益を見込むものの、減益幅が市場の想定の範囲内であることに加え、想定為替レートを1ドル=110円(前期実績108円)、1ユーロ=115円(同119円)としていることから、上振れ期待も働いているようだ。四輪車の世界販売台数は前期比5%増の307万1000台を見込んでおり、インドで同8%増を見込むほか、ASEANや欧州などの拡販が寄与する見通し。また、二輪車の世界販売も同4%増の141万9000台を予想しており、販売台数の増加で増収を確保するが、研究開発費や減価償却費などの拡大が利益を圧迫する見込みだ。なお、17年3月期決算は、売上高3兆1695億4200万円(前の期比0.3%減)、営業利益2666億8500万円(同36.5%増)、純利益1599億5600万円(同37.1%増)となり、各利益は過去最高を記録した。

■日本セラミック <6929>  2,570円  +148 円 (+6.1%)  本日終値
 12日に決算を発表。「1-3月期(1Q)経常は68%増益で着地」が好感された。日本セラミック <6929> が5月12日大引け後(15:10)に決算を発表。17年12月期第1四半期(1-3月)の連結経常利益は前年同期比67.6%増の7.3億円に拡大したが、1-6月期(上期)計画の15.5億円に対する進捗率は47.4%にとどまり、5年平均の55.4%も下回った。
  ⇒⇒日本セラミックの詳しい業績推移表を見る

■日立製作所 <6501>  661.9円  +37.3 円 (+6.0%)  本日終値
 日立製作所<6501>が大幅高。同社が12日取引終了後に発表した18年3月期の連結業績予想は、売上高にあたる売上収益が9兆500億円(前期比1.2%減)と微減見通しにあるものの、営業利益は6300億円(同7.3%増)、最終利益は3000億円(同29.7%増)と高水準の変化見込んでいる。売上収益は小幅に減少する見通しながら、社会・産業システムや情報・通信システム部門など、事業の選択と集中に伴うリストラ効果が利益に反映される見通しにある。営業、最終利益ともに市場コンセンサスを上回ったことから、これが素直に評価された形だ。米国の堅調な消費動向に加え、中国では経済政策効果による安定的な経済成長が予想され、同社の収益には追い風環境となる。想定為替レートは1ドル=110円、1ユーロ=115円。実勢は対ドル、対ユーロともに円安で推移していることもポジティブに作用している。

■レオパレス21 <8848>  645円  +35 円 (+5.7%)  本日終値
 レオパレス21<8848>が後場終盤になって上げ幅を拡大している。午後2時ごろに自社株買いを発表しており、これを好材料視した買いが入っている。上限を1300万株(発行済み株数の4.95%)、または80億円としており、取得期間は5月16日から来年3月30日まで。株主への一層の利益還元と経営環境の変化に対応した機動的な資本政策の遂行を可能とするのが目的としている。同時に、18年3月期の連結業績予想を発表しており、売上高5400億円(前期比3.7%増)、営業利益235億円(同2.6%増)、純利益142億円(同30.4%減)と増収営業増益を見込んでいることも好感されているようだ。なお、17年3月期決算は、売上高5204億8800万円(前の期比1.8%増)、営業利益228億9800万円(同8.6%増)、純利益204億100万円(同3.9%増)だった。

■セグエグループ <3968>  4,045円  +700 円 (+20.9%) ストップ高   本日終値
 セグエグループ<3968>がストップ高。同社はセキュリティー関連製品の輸入販売やソリューションを手掛けるが、サイバー攻撃が深刻化する時流を反映して業績は絶好調に推移している。12日取引終了後に発表した17年12月期の第1四半期(1~3月)連結決算は売上高が22億900万円、営業利益は2億6300万円、最終利益は1億9300万円だったが、大方の想定を大きく上回る好決算で投機資金が一気に流入する格好となった。通期業績予想は従来見通しを据え置いているが、通期営業利益3億300万円(前期比39.0%増)に対する第1四半期時点での進捗率は86.7%に達しており、増額修正への期待が高まっている。

●ストップ高銘柄
 ケアネット <2150>  1,352円  +300 円 (+28.5%) ストップ高   本日終値
 コムシード <3739>  490円  +80 円 (+19.5%) ストップ高買い気配   本日終値
 南海プライウッド <7887>  490円  +80 円 (+19.5%) ストップ高   本日終値
 ウェーブHD <7940>  1,031円  +150 円 (+17.0%) ストップ高   本日終値
 など、11銘柄

●ストップ安銘柄
 日本モーゲージサービス <7192>  2,294円  -500 円 (-17.9%) ストップ安   本日終値
 ダイヤモンド電機 <6895>  483円  -100 円 (-17.2%) ストップ安   本日終値
 以上、2銘柄

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