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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(2):ミズノ、三機工、日清粉G

ミズノ <日足> 「株探」多機能チャートより
■ミズノ <8022>  661円  +53 円 (+8.7%)  本日終値
 12日、ミズノ <8022> が決算を発表。17年3月期の連結経常利益は前の期比45.0%減の15.2億円に落ち込んだが、従来予想の5億円を大幅に上回って着地。続く18年3月期は前期比3.6倍の55億円に急拡大する見通しとなったことが買い材料視された。前期上振れは国内事業の採算向上に加え、想定以上の円安で為替差損益が改善したことが背景。今期は北米事業の業績回復や原価低減などで利益が急拡大する見通しだ。

■三機工業 <1961>  1,114円  +89 円 (+8.7%)  本日終値
 12日、三機工業 <1961> が発行済み株式数(自社株を除く)の4.72%にあたる300万株(金額で40億円)を上限に自社株買いを実施する発表したことが買い材料視された。需給改善や株式価値の向上といった株主還元が好感されたほか、株価浮揚策としてもポジティブに受け止められた。買い付け期間は17年5月15日から18年3月31日まで。また、発行済み株式数の4.50%にあたる300万株の自社株を消却する。消却予定日は5月22日。併せて、決算を発表。18年3月期の連結経常利益が前期比9.0%増の75億円に伸びる見通しとなったことも支援材料となった。

■りらいあ <4708>  1,234円  +94 円 (+8.3%)  本日終値
 12日に決算を発表。「今期経常は37%増益、7円増配へ」が好感された。りらいあコミュニケーションズ <4708> が5月12日大引け後(16:00)に決算を発表。17年3月期の連結経常利益は前の期比6.7%減の43.7億円になったが、18年3月期は前期比37.3%増の60億円に拡大する見通しとなった。3期連続増収になる。
  ⇒⇒りらいあの詳しい業績推移表を見る

■テイカ <4027>  834円  +63 円 (+8.2%)  本日終値
 12日に決算を発表。「今期経常は2%増で4期連続最高益、実質増配へ」が好感された。テイカ <4027> が5月12日大引け後(15:00)に決算を発表。17年3月期の連結経常利益は前の期比22.5%増の59.6億円になり、従来予想の50億円を上回って着地。18年3月期も前期比2.2%増の61億円に伸びを見込み、4期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。4期連続増益になる。
  ⇒⇒テイカの詳しい業績推移表を見る

■六甲バター <2266>  2,643円  +199 円 (+8.1%)  本日終値
 12日に決算を発表。「1-3月期(1Q)経常は70%増益で着地、未定だった上期配当は無配継続」が好感された。六甲バター <2266> が5月12日大引け後(15:30)に決算を発表。17年12月期第1四半期(1-3月)の経常利益(非連結)は前年同期比69.7%増の14.7億円に拡大し、1-6月期(上期)計画の23億円に対する進捗率は64.1%に達し、5年平均の46.1%も上回った。同時に、従来未定としていた今期の上期配当を見送る方針とした。
  ⇒⇒六甲バターの詳しい業績推移表を見る

■リョーサン <8140>  4,050円  +290 円 (+7.7%)  本日終値
 12日、リョーサン <8140> が発行済み株式数(自社株を除く)の16.02%にあたる450万株(金額で200億円)を上限に自社株買いを実施すると発表したことが買い材料された。需給改善や株式価値の向上といった株主還元が好感されたほか、株価浮揚策としてもポジティブに受け止められた。買い付け期間は17年5月15日から18年5月14日まで。併せて、発行済み株式数の9.52%にあたる300万株の自社株も消却する。同時に決算を発表。18年3月期の連結経常利益が前期比15.9%増の56億円に伸び、年間配当も前期比10円増の150円に増配する方針としたことも買いに拍車を掛けた。

■日清製粉グループ本社 <2002>  1,869円  +131 円 (+7.5%)  本日終値
 12日、日清製粉グループ本社 <2002> が発行済み株式数(自社株を除く)の2.32%にあたる700万株(金額で100億円)を上限に自社株買いを実施すると発表したことが買い材料視された。需給改善や株式価値の向上といった株主還元が好感されたほか、株価浮揚策としてもポジティブに受け止められた。買い付け期間は5月17日から11月30日まで。併せて、決算を発表。18年3月期の連結経常利益が前期比1.1%減の300億円に減る見通しとなったが、年間配当を前期比2円増の28円に増配する方針としたことも支援材料となった。

■ニチバン <4218>  960円  +66 円 (+7.4%)  本日終値
 ニチバン<4218>は後場急伸。同社は15日午後2時、18年3月期の連結業績予想を発表した。売上高は470億円(前期比6.5%増)、営業利益は43億円(同6.0%増)、最終利益は32億円(同3.0%増)を見込んでいる。2018年に迎える創業100周年に向けた中長期経営計画「NB100」への成長軌道を確かなものとするため、(1)顧客を基軸とした積極的拡大施策と新たな価値創造による事業成長戦略の遂行、(2)グループ最適生産体制構築の推進と、事業構造変革の実行により全社収益性を向上、(3)500億企業としての品質確立に向けて、世界に通用する人財育成とグループ全体の品質向上、コーポレート・ガバナンスの強化を図る。なお、17年3月期連結決算は、売上高441億4500万円(前の期比4.0%増)、営業利益40億5700万円(同20.7%増)、最終利益31億700万円(同70.0%増)だった。

■太平電業 <1968>  1,234円  +84 円 (+7.3%)  本日終値
 12日に決算を発表。「前期経常が上振れ着地・今期は6%増益、前期配当増額も今期減配」が好感された。太平電業 <1968> が5月12日大引け後(15:00)に決算を発表。17年3月期の連結経常利益は前の期比22.9%増の65.2億円になり、従来予想の56億円を上回って着地。18年3月期も前期比5.8%増の69億円に伸びる見通しとなった。4期連続増益になる。同時に、前期の年間配当を30円→40円(前の期は25円)に増額し、今期は60円とし、9月30日割当の株式併合を考慮した実質配当は25.0%減配とする方針とした。
  ⇒⇒太平電業の詳しい業績推移表を見る

■資生堂 <4911>  3,473円  +227 円 (+7.0%)  本日終値
 資生堂<4911>が急伸し、年初来高値を更新した。前週末12日の取引終了後に発表した第1四半期(1~3月)連結決算が、売上高2324億5700万円(前年同期比9.0%増)、営業利益241億3300万円(同9.3%増)、純利益139億9900万円(同48.7%減)と営業増益だったことが好感された。国内で中高価格帯のブランドが好調を継続していることに加えて、中国やアジアパシフィックでプレステージブランドが大きく伸長していることが牽引した。また、プレステージ拡大によるプロダクトミックスの改善や日本、中国、トラベルリテール(日本を除く全世界の免税店での事業)といった注力領域で収益性が向上したことも全体の利益を押し上げた。なお、17年12月期通期業績予想は、売上高9400億円(前期比10.5%増)、営業利益455億円(同23.7%増)、純利益260億円(同19.0%減)の従来予想を据え置いている。

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