市場ニュース

戻る
 

【特集】エラン Research Memo(14):長期ビジョンで契約施設数3,000施設目標

エラン <日足> 「株探」多機能チャートより

■エラン<6099>の中長期成長戦略

● グループ全体で2019年12月期末までに1,500施設、長期ビジョンで3,000施設目標
中長期成長戦略としては、1)CSセットの全国展開(営業マンパワーの強化、Win-Win-Winの徹底、収益管理の徹底)、2)効率化による生産性の追求(運営方法の標準化・マニュアル化・システム化)、3)新規ビジネスへの参入(CSセット利用者の個人情報の活用、病院とその他提携業者との強固な関係の活用)、4)社員を輝かせ続ける(環境の整備・人材開発・組織力強化)を推進する。

目標数値としては、グループ全体で契約施設数を2017年12月期末に1,000施設、2019年12月期末までに1,500施設を達成し、長期ビジョンでは3,000施設を目指すとしている。営業利益率は長期目標として10%を目指す。

新規ビジネスへの参入では、単身世帯や高齢世帯の増加を背景として、入院患者の退院後の生活にかかるサービスの提供仲介や、家族へのサービス提供仲介なども検討しているようだ。

なお拠点の全国展開がおおむね完了して営業員を大幅に増員する必要がなくなるとともに、教育研修や業務標準化・システム化などの成果で生産性向上も期待されるため、2019年12月期からは人員増加ペースがダウンする見込みとしている。社員1人当たり収益力(売上高、営業利益)向上も寄与して中期成長が期待される。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 水田 雅展)

《NB》

 提供:フィスコ

株探からのお知らせ

    日経平均