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【注目】前日に「売られた株!」総ザライ ―本日への影響は?―


■ジェイエイシ <2124>  1,641円 (-165円、-9.1%)

 東証1部の下落率トップ。15日、人材紹介事業を展開するジェイエイシーリクルートメント <2124> が月次売上高を発表。3月の売上高は前年同月比6.8%増とプラスを維持したが、伸び率が鈍化したことが嫌気された。前月まで8ヵ月連続で前年比2ケタ増収を達成していた。今年に入ってからの伸び率は1月が23.5%、2月は19.2%だった。17年12月期は旺盛な求人需要を背景に業績拡大を見込み、前期比18.6%増収、同6.4%経常増益といずれも過去最高を計画している。

■日機装 <6376>  1,083円 (-70円、-6.1%)

 東証1部の下落率2位。日機装 <6376> が朝高のあとマイナスに転じた。この日、子会社を通じて、LNGの下流分野や産業ガス関連の装置メーカー、米クライオジェニック・インダストリーズの事業子会社4社の全株式を取得すると正式に発表したが、取得価額が約490億円に上ることから、費用負担への警戒感が強まったようだ。日機装では、今回の買収により、製品・サービスの強化やサービスネットワークの拡充などのシナジーの創出が期待できるとしているほか、産業ガスや水素を含むクリーンエネルギーなどへの参入機会を得られるとしている。

■国際石油開発帝石 <1605>  1,038円 (-13.5円、-1.3%)

 国際石油開発帝石 <1605> 、石油資源開発 <1662> 、JXTGホールディングス <5020> など原油関連株に売りが優勢。足もと原油市況が波乱含みに下落している。米エネルギー省発表の週間在庫統計で、ガソリン在庫が事前予想と反して増加したことがガソリン価格の下落を招き、これが原油先物市場の下げにつながっている。前日のWTI原油価格は1ドル97セント安の1バレル=50ドル44セントと急落、これを受けて、米国株市場ではシェブロンやエクソンモービルなどのエネルギー関連株が売られ全体相場の足を引っ張った。東京市場でも原油価格の下落が収益面にデメリットとなる銘柄セクターに売りが波及している。

※20日の下落率が大きかった銘柄を株価変動要因となった材料とともに抜粋

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