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【特集】ソーバル Research Memo(8):2017年2月期は配当性向50.2%

ソーバル <日足> 「株探」多機能チャートより

■株主還元策

ソーバル<2186>の2017年2月期の1株当たり配当額は期初予想通りの42円で変更しなかった。前期比3円増配となり、減益決算でもあったため連結配当性向は50.2%と高い。さらに、同社は2016年7月~12月において自社株買を実施しており、総還元性向((配当支払総額173百万円+自社株買157百万円)÷親会社株主に帰属する当期純利益347百万円)は95.1%と極めて高い水準となった。分母を構成する利益が一時的に低下している影響もあるが、高い自己資本比率など強固な財務体質や安定的に売上を稼げるとの自信が背景にありこのように高い総還元性向を可能にしたと思われる。積極的に株主に還元する姿勢は評価できよう。2018年2月期は、3円増配となる45円を予想しており、配当性向は48.2%の見通し。公式な配当公約は35%にとどまるものの、直近の配当性向から今後も4割超の水準が期待できそうだ。

(執筆:フィスコアナリスト 清水 さくら)

《HN》

 提供:フィスコ

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